ド軍監督 大谷が「良いスタートをもたらしてくれた」初回3者連続三振を評価 投手復帰後最長の3回無失点

[ 2025年7月13日 08:14 ]

ナ・リーグ   ドジャース2-1ジャイアンツ ( 2025年7月12日    サンフランシスコ )

ジャイアンツ戦に先発し、3回無失点に抑えたドジャース・大谷(AP)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が12日(日本時間13日)、敵地でのジャイアンツ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場し、投手として3回を1安打無失点に抑え、チームの連敗脱出に貢献した。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は「大谷が投げることを楽しんでいるように見えるか」と問われると「楽しんでると思うね」と答え、「いわゆる別人格みたいなものがあるのかは分からないが、確実に楽しんでいる。とても賢い選手だし、チームの現状や今日の勝利の重要性を理解していて、その上で必要な強度をもって試合に臨んでいる。目立つわけではないけど、確かに感じ取ることができる」と語った。

 投手復帰5戦目となった大谷はこの日は初回から全開。先頭打者・ヤストレムスキーに対して98.9マイル(約159.1キロ)で空振り三振を奪うと、2番・ラモスに対して99.9マイル(約160.7キロ)で連続空振り三振。さらに3番・ディバースにはスライダーで3者連続空振り三振に打ち取った。

 ディバースの3球目にも99.9マイルをマーク。球場表示では100マイルで160キロ超の速球で初回から押し込んだ。靴ひもを結び直した際にブーイングを浴びる一幕もあったが、3者連続空振り三振で反対に敵地を静まり返らせた。

 ロバーツ監督は、チームに勢いをもたらしたこの投球を評価。「すべては翔平から始まった。彼が登板する日は明らかに違う雰囲気をまとっている。初回の3者連続三振からその流れが見えた。彼が流れを作ってくれて、チームに良いスタートをもたらしてくれた。特に相手が順位を争っているようなチームだと、初回に3者連続三振で始められるのは大きい。先発投手が試合のトーンを決めるというのは本当にその通りなんだ」と、大谷の立ち上がりを評価した。

 捕手ラッシングとのコンビも上々で、指揮官は「全体的に配球の組み立ても良く、今日は本当に良い投球ができた」と女房役も評価した。結局、大谷は復帰後最長となる3回まで続投し、1安打は許したものの無失点で切り抜けた。前回5日のアストロズ戦は復帰4戦目で最多の31球を投げ2回1安打無失点。それを上回る3回に、復帰後最多の36球を投じ、投手として段階を一つ上げた。また、復帰2戦目から8イニング連続無失点となった。

 リアル二刀流としてバットにも期待が掛かったが、4打数無安打で2三振に倒れた。それでも投手として1失点リレーをけん引。チームは17年以来8年ぶりの7連敗を喫していたが、これでようやくトンネルを脱出した。指揮官も「今日は良かった。ここ7日間と比べて、今日こうしてこの席に座るのはずっと気分がいい。今夜はみんなよく眠れるよ」と笑みを漏らした。

 前日11日のジャイアンツ戦では、右翼席後方の「マッコビー湾」へ直接飛び込む場外本塁打「スプラッシュヒット」となる32号を放ち、日本選手では初の快挙。二刀流完全復活へ、一歩ずつ段階を踏んでいる。

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