ソフトバンク・庄子「バットに当てれば何かが起きると…」初スタメンで初安打初盗塁

[ 2025年7月11日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0―4オリックス ( 2025年7月10日    京セラD )

<オ・ソ>3回、庄子は中前にプロ初安打を放つ(撮影・奥 調)
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 ソフトバンクのドラフト2位の庄子雄大内野手(22)が、「9番・二塁」でプロ初スタメン起用され、3回にプロ初安打初盗塁を記録。9日の同カードで左肘付近に死球を受け、欠場した牧原大成内野手(32)の穴を埋めた。チームは松本晴投手(24)が、プロ初の満塁本塁打を浴びるなど5回1/34失点で3敗目。今季7度目の零封負けで連勝が4で止まったものの、新戦力の台頭を印象付ける一戦となった。

試合結果

 自らのプロでの生きる道を示した。ドラフト2位ルーキー・庄子が「9番・二塁」でプロ初スタメンに抜てきされ初のHランプをともした。

 「初ヒットもうれしいですが、追い込まれてファウル、ファウルで、ああいうヒットというのは持ち味にしていきたいところなので。バットに当てれば何かが起きると、とにかく三振しないように食らいついていこうと思っていました」

 3回の第1打席。2球で追い込まれながらも、粘ってオリックス・東の7球目のツーシームをしぶとく中前に運んだ。プロ5打席目での初ヒット。一塁上でガッツポーズをして笑みをこぼした。

 1死後に初盗塁も決めた。50メートル5秒7の俊足で脚は自らのアピールポイントでもある。春季キャンプ前に行われた球団と新人選手の食事会では、王貞治球団会長に「盗塁王を獲ります」と堂々宣言。「頼もしいね。それくらいじゃないとな」と王会長をうならせた。

 盗塁成功にも満足はしていない。今は映像を見て相手投手からのスタートを研究している。「単純に足が速いだけだと難しい。データもあるし相手の癖もある。今日はあまりスタートが良くなかった。もっと勉強して盗塁数も重ねていきたいと思います」と話した。

 キャンプA組(1軍)スタートし、オープン戦の途中まで1軍に同行していた。5月にも1軍昇格を経験した。その中で自らが勝負していくためにも「小技」の重要性を実感させられた。しっかり犠打を決めることはもちろん、セーフティーバントも武器となる。2軍ではマシンを相手にバント練習にも繰り返し取り組んできた。

 守備も同様だ。それだけに7回の初失策は悔しかった。「自分は守れてやっと試合に出られる選手だと思う。今日のエラーを次に生かせるようにやっていければ」と自戒の念を込めた。小久保監督はプロとしての第一歩に「(初安打、初盗塁に加え)初エラーもあったね。プロ野球選手になったということです」とうなずいた。

 チームは敗れ連勝は4で止まったが、オリックスに2勝1敗で勝ち越し。現在7カード連続の勝ち越し中だ。さらなる加速へ。庄子が貴重なピースとなっていく。 (木下 大一)

 ◇庄子 雄大(しょうじ・ゆうだい)プロフィル

 ☆生まれとサイズ 2002年(平14)10月2日生まれ、神奈川県出身の22歳。1メートル77、75キロ。右投げ左打ち。血液型O。

 ☆球歴 横浜市立東希望が丘小1の時、オール川井で野球を始める。小6はベイスターズジュニアでNPB12球団ジュニアトーナメントに出場。東希望が丘中では中本牧リトルシニアに所属。横浜ではDeNA・度会と同期で19年春選抜に出場した。神奈川大では5度のベストナイン、通算54盗塁。

 ☆目標 高校、チームの先輩でもある近藤。バットは同タイプ。

 ☆チーター 50メートル5秒7の俊足を誇ることから大学時代は世界最速の哺乳類に例えられ「チーター」と呼ばれた。

 ☆好きな食べ物 オムライス。

 ☆座右の銘 「目標がその日その日を支配する」。日々、成長するために一日もむだにしないという理由。

 H…牧原大が10日のオリックス戦を欠場した。前日の同カードに「9番・二塁」でスタメン出場。3回の第1打席で左肘付近に死球を受けて途中交代していた。この日、精密検査した結果は打撲で大事には至らず。グラウンドにも出てきて別メニューで軽めに体を動かした。明るい表情も浮かべ「大丈夫です」と軽症を強調していた。

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