【タイガースデータ】佐藤輝は7月中に自己新の25号なるか 球団最初の達成者は別当薫

[ 2025年7月8日 05:15 ]

素振りする佐藤輝 
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 ここまでリーグ最多の21本塁打を放っている佐藤輝。初対戦の投手が多い交流戦でも6本塁打でキングとなるなど、順調に本数を重ねている。自己最多は新人だった21年と、チームが優勝した23年の24本。現在のペースなら自己新の25本も通過点になりそうだが、それを7月中にクリアできるか注目したい。

 7月までに25本塁打を阪神で初めて達成したのが、1リーグ制最後の1949年に「ダイナマイト打線」の中軸を担った別当薫だ。スポニチ創刊イヤーでもある同年、7月2日の大映戦で初回に先制ソロ。翌3日のスポニチには「別当遂(つい)に25号本塁打 61ゲーム目にタイ記録」の大見出しが躍る。25号は当時のプロ野球タイ記録で、シーズンの半分も消化しない段階で並んだのだ。この年からラビットボールと呼ばれる飛距離の出やすい球が採用されたこともあるが「シーズン終幕までではまだ78試合が残っているから大体55本は記録される勘定になる」と記されており、当時の熱狂が伝わる。

 いや、「阪神で7月までに25号」の達成者は1人ではなかった。別当に遅れること10試合、藤村富美男が19日の大陽戦で25、26号をマーク。のちにミスタータイガースと称される男の量産ペースは衰えず、最終的に別当を逆転し46本でタイトルを獲得している。シーズン本塁打数の上位2人を阪神勢が占めたのは、この年だけだ。

 今季の佐藤輝はタイトルの期待がかかるが、球団最後の本塁打王が86年のバースであることからわかるように25号まで順調でも、その後の不振や故障で失速する選手が多かったという歴史がある。歴史は繰り返すというが、6日のDeNA戦で2発を放ち、6本差で追いかける森下がライバルとして争うのなら、それもまた一興だ。(記録担当・石丸 泰士)

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