広島 打線組み替え不発…延長12回ドロー 新井監督「勝ちをお見せしたかった」35イニング連続無得点

[ 2025年7月6日 05:45 ]

セ・リーグ   広島0―0巨人 ( 2025年7月5日    東京D )

<巨・広>選手たちを迎える新井監督(撮影・篠原 岳夫)
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 とてつもなくホームが遠い。広島は5日の巨人戦(東京ドーム)で今季4度目の延長12回引き分け。末包昇大外野手(29)をプロ初の1番、2番に中村奨成外野手(26)を起用する新オーダーで臨んだものの、スコアレスのまま不発に終わった。これで3試合35イニング連続無得点。3連戦の3戦目となる6日こそ、重い空気を打ち破る快音を聞きたい。

 3時間59分に及んだ試合は、最後まで重苦しいままだった。0―0で延長12回、今季4度目の引き分け。2試合連続で零封負けを喫し、リーグ戦再開から7試合連続2得点以下という窮状を受けての新オーダーは、残念ながら不発に終わった。

 「流れを持って来られるような打席にしたかったけど、できなかった。(巨人バッテリーは)配球的にチェンジアップやフォークなど落ち球が多かった。全部打てるわけじゃないので、もっと割り切っていけばよかった」

 プロ初の1番に抜てきされながら、無安打に終わった末包は唇をかみしめる。2番には6月14日の日本ハム戦以来となる中村奨。好調なファビアンを3番に入れ、4番には昨季71試合で経験がある小園を起用した。防御率0点台のグリフィンに対し、その1、2番で仕掛けたのは3回だ。

 1死から末包が四球を選んで出塁。続く中村奨は、1ボールからのヒットエンドランのサインにチェンジアップを空振りし、末包が敢えなく二塁で憤死した。直後に2番打者が左中間三塁打で好機を築き直しても、ファビアンの四球を挟んで小園が遊飛に倒れた。

 「奨成が空振りしたけど、なかなか得点できないという中で、こちら側がリスクを覚悟して何か動かしていかないと。待ち待ちでも厳しいと思うので」

 新井監督は仕掛けた意図をそう説明する。末包―中村奨の1、2番についてはこうだ。

 「いろいろ考えてスエを1番、奨成を2番に置いた方が作戦の幅が広がるので。スエはウチのメンバーの中では出塁率が高い方なので1番に入れた」

 2日のヤクルト戦の3回に、中村奨が2ランを放って以降続くゼロ行進。連続無得点は3試合35イニングにまで伸びた。昨年4月には4試合連続零敗があるが、5試合37イニング目に挙げた得点から快勝につなげた。

 「今日も球場では多くのカープファンの方に応援していただいた。何とか勝ちをお見せしたかったけど、そこは明日頑張りたい」

 指揮官は言葉に力を込める。マツダスタジアムでの巨人戦は今季6勝0敗ながら、東京ドームでは未勝利で5戦4敗1分。不名誉な記録はもうご免。バットで敵地の淀んだ空気を打ち破りたい。
 (江尾 卓也)

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