阪神・村上「粘っていれば逆転してくれると思っていた」“苦手”ベイ斬りでハーラートップタイ8勝目

[ 2025年7月5日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7―1DeNA ( 2025年7月4日    横浜 )

<D・神>7回、桑原のスイングをアピールする村上(撮影・島崎 忠彦)
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 阪神・村上の熱投が、野手の心を奮い立たせた。1点を追う8回。代打を送られたが、すぐに同点に追いついてくれた。さらに、佐藤輝の犠飛で勝ち越し。その瞬間、ベンチの村上には笑顔があふれた。

 「いつか粘っていれば逆転してくれると思っていたので。打者の方に感謝したいです」

 分岐点は0―1の7回のマウンドだった。連打で無死一、三塁。「1点もやれない」と気迫を前面に押し出した。京田の二ゴロで三塁走者を挟殺。なおも1死一、二塁で代打・筒香と対峙(たいじ)し、148キロ直球で空振り三振に封じた。あと1死。桑原を迎えると、もう一段、ギアを上げた。

 「ストレートのかかりが良かった。良い質のボールを投げれば、打ち取れるという自信があったので」。10球中、9球直球を投じて、最後は中飛。窮地を脱した直後の逆転劇で5月30日以来の白星となる、ハーラートップタイの8勝目を手に入れた。

 7勝を積み上げた5月までから一転、6月に登板した4試合は勝利から遠ざかった。それでも、右腕は泰然としていた。「自分の仕事は変わらない」。大切なのは1イニングでも長く投げ、チームに勝利をもたらすことだった。

 「勝ちがつくのを目指すのじゃなく、結果的につけばいい。自分は取られても最少失点で、というピッチングを続けるだけなので」。言葉通り、先月は0勝1敗ながら、4戦で計29イニング。1試合平均7イニング以上を投げ、防御率は2・17にまとめた。この日も先制を許しながら、7回1失点。与えられた役割を果たしたことで、最高の結果を呼び込んだ。

 試合前まで通算1勝4敗と苦戦していたDeNAから、勝ちをもぎ取った。それでも、右腕はまだまだ高みを目指す。「(4回の失点は)なしでもいけたところ。そこはまだ反省できる」。背番号41は、先発陣の柱であり続ける。(松本 航亮)

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