ドジャース・大谷 5年連続30号「いいスイングができた」 史上最速ムーンショット

[ 2025年7月3日 01:30 ]

インターリーグ   ドジャース6―1ホワイトソックス ( 2025年7月1日    ロサンゼルス )

ホワイトソックス戦の4回、30号ソロを放ち、5年連続で30本塁打に到達したドジャース・大谷翔平
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 ドジャース大谷翔平投手(30)が1日(日本時間2日)、ホワイトソックス戦の4回にリーグ一番乗りとなる30号ソロを放ち、5年連続30本塁打に到達した。21年、23年に続き前半戦に3度以上の30号到達は史上4人目の快挙。打球角度42度で右中間席に運び、36度以上の本塁打では史上最速となる打球速度約187・2キロの驚弾となった。先発の山本由伸投手(26)は7回3安打1失点で、メジャー1年目の昨季を上回る8勝目を挙げた。

 大谷の打球は高く、速い。5―1の4回2死。現役ではヤンキース・ジャッジに並ぶ5年連続30号を右中間席へ。オープン戦で2三振に打ち取られた新人右腕スミスを攻略し「最初の2打席(二ゴロ、空振り三振)は抑えられたが、3打席目でいいスイングができた」と余韻に浸った。

 内角スライダーを引き付け、今季の本塁打で最も高い角度に並ぶ42度で放物線を描いた。一方で、打球速度は今季2番目に速い116・3マイル(約187・2キロ)を計測。打球角度36度以上の本塁打では史上最速の打球速度の歴史的なムーンショット。月が変わった初戦での一撃に、大リーグ公式サイトも「Shohei Ohtani, to the moon(大谷翔平、月へ)」と伝えた。

 好投する山本を援護し「由伸が素晴らしい仕事をしてくれた」と後輩を持ち上げた。5年連続の球宴出場を決めている自身とともに、出場が有力視される右腕には「ドジャースから多くの選手がオールスターで一緒にプレーできたらうれしい」と共闘を願った。

 3度目の前半戦30本塁打到達は、4度のジャッジとマグワイア(カージナルスなど)、3度のグリフィー(マリナーズ)に次いで史上4人目の快挙だ。前半戦の「30本塁打&80得点」は史上3人目、5年連続の「30本塁打、10盗塁、5三塁打」は史上初。加えて、前半戦での30本は、19年のベリンジャー(現ヤンキース)に並び、球団史上最多。記録尽くしの一発となった。

 投手復帰3戦目の28日のロイヤルズ戦ではメジャー自己最速の101・7マイル(約163・6キロ)を計測したが、トラビス・スミス・ヘッドストレングスコーチは「筋肉痛はそこまで残っていないようだ。通常の準備をしている」と説明した。ここまで欠場は「父親リスト」に入っていた2試合のみ。この日はベッツが休養日だったが、デーブ・ロバーツ監督は大谷について「今のところ休ませる予定はない」と明言した。

 8戦5発で自己最多をマークした昨年を2本上回る、シーズン56発ペースとした大谷。投打で躍動する姿に、指揮官は「期待や雑音など全ての事象を頭の中で整理する能力がずばぬけている。ただただ驚嘆するばかりだ」と感服するしかなかった。(柳原 直之)

 ≪自身3番目の速さで30号≫大谷の30号到達は出場試合数、打席、打数いずれも自身3番目の速さとなった。最速は21年で月日はほぼ同じ7月2日ながら、76試合、306打席、270打数で、打数は今季より60打数も少ない。この時点でシーズン60発ペースで飛ばしていたが、後半戦に失速して本塁打王も逃した。自己最多54本塁打した昨季は7月21日、381打数での到達と今季より51打数遅かったが、終盤にかけて量産した。

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