ソフトバンク・有原 今季初完封で史上22人目の12球団勝利 「海野が良いリードをしてくれた」

[ 2025年7月2日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1-0日本ハム ( 2025年7月1日    東京D )

<ソ・日(11)>完封勝利を挙げ、グラブを叩くソフトバンク先発の有原(撮影・松永 柊斗)
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 ソフトバンクの有原航平投手(32)が1日、日本ハム戦で今季初完封し、史上22人目の全球団勝利を達成した。相手先発・北山との息詰まる投手戦を制し、20年まで在籍した古巣と7度目の対戦で初勝利。6回に中村晃外野手(35)の右犠飛で奪った1点を今季最多11奪三振の力投で守り抜いた。自身3連勝で5勝目をマーク。チームは2連勝で貯金を今季最多9として、首位・日本ハムに2ゲーム差に迫った。 

 強打の日本ハム打線の前に鷹のエースが仁王立ちした。有原が北山との投手戦を1―0で制し、今季初の完封勝利。9回、最後の打者・レイエスをフォークで空振り三振に斬ると、力強くガッツポーズを決めた。

 「後半はフォーク頼りになりましたが、海野が良いリードをしてくれました。ここ(東京ドーム)はホームランが出やすい。低めでゴロというイメージでしたが、うまく空振りになったと思います」

 切れのあるフォークが効果的だった。8回1死二塁のピンチでも代打・郡司にフォークを振らせて力強い雄叫びを上げる。打たせて取る投球が持ち味の右腕だが、23年7月25日のオリックス戦(京セラドーム)以来の2桁奪三振となる11奪三振をマーク。今季5勝目を手にし、東京ドームでは通算8勝1敗となった。

 20年まで在籍した古巣相手に7度目の先発で白星を挙げ、史上22人目となる全球団勝利も達成した。首位・日本ハムとのゲーム差は2に縮まり、小久保監督は「今日は有原に尽きるでしょう」と最敬礼。「ホームランが出やすい球場で長打を打てる打者が7人くらい並んでいる中、低めに丁寧に集中力を切らすことなく最後まで投げてくれた」と称えた。

 昨季までバッテリーを組んだ巨人・甲斐は有原を「試合に対しての準備を誰よりも意識している投手」と評する。毎試合、相手打線の分析に万全を期している。チームのデータ班に依頼して、自分が必要なデータを見やすくした“有原ファイル”をもらい、気付いたことをメモしながら対策を練っている。

 前回6月17日の広島戦から中13日のマウンド。間隔が空いた中でより良いものを求めて準備してきた。「まず真っすぐをしっかり投げることをテーマにやってきた。結果として、それで腕が振れていたので、いい時間だったと思います」と語った。

 春先は苦しい投球が続いたが、6月以降は4試合で3勝0敗、防御率0・60と安定感を取り戻した。さらなる快投へ。「ずっとカードの頭を投げさせてもらっている。今後も1イニングでも長く投げていきたい」と頼もしかった。 (木下 大一)

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