ソフトバンク マリンは“鷹に逆風”敵地の洗礼 山川の、柳町の大飛球は押し戻された

[ 2025年6月29日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0―5ロッテ ( 2025年6月28日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>6回、山川は大飛球を放つも…(撮影・長久保 豊)
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 マリンの魔物に負けた。ソフトバンクは28日、ロッテに0―5で完敗した。先発・上沢直之投手(31)が6回7安打5失点(自責4)。初回に3失点し、4回には薄暮で野手が打球の行方を見失う不運な失点もあり5敗目を喫した。攻撃では6回に山川穂高内野手(33)が捉えた打球が左翼フェンス前で風に戻されて失速して左飛に。攻守でZOZOマリンの洗礼を受けて連勝は2でストップ。ロッテ戦の連勝も6で止まった。

 敵地の自然に阻まれて、鷹は高く飛べなかった。薄暮と風に泣かされ、ロッテ戦の連勝は6でストップした。

 「見えなかったですね。球が消えてしまった。(右翼手の佐藤)直樹も“消えた”と言っていた」

 鉄壁の守備を誇る中堅手・周東が象徴的な場面を振り返った。この日の千葉地方の日の入り時刻は午後7時ごろで4回の守備と重なった。周東は2死二塁で藤原が高々と打ち上げた打球を見失ってしまい、両手を広げて他の野手に知らせた。二塁手・牧原大が背走してダイビングキャッチを試みるも捕球できない。「周東のは風じゃなくて薄暮の影響」と小久保監督。不運な形の三塁打で致命的な5点目を失った。

 攻撃では風にやられた。「手応えはあったんですけどね。何で僕の打球だけ戻されたんでしょうか」と風神にでも聞きたい思いだったのは柳町だ。0―5の5回2死一、二塁で石川柊の直球を捉えた打球は左翼スタンドへと向かって伸びていったが、西川がフェンスに直撃しながら好捕した。

 昨季までの同僚・石川柊を打ちあぐね、5回にはベンチ前で円陣を組んだが攻略できなかった。5点を追う6回1死一塁では山川が左翼へ手応えありの打球を放つも、高く上がった打球は風で押し戻されて左翼手に捕球された。指揮官は「あの角度はなかなか入らないでしょう」と、何とも意地悪な風に苦笑した。

 この日、左翼から右翼方向へと吹いていた風は2~4メートルを計測していた。ZOZOマリンでは“微風”とも言える数値だが、右翼手の佐藤直は「ライナーが風向き通りに伸びると思えば、フライは失速したり。よく分からなかった」と振り返った。

 散発4安打で今季5度目の零敗。連勝は2で止まり、4カード連続の勝ち越しとはならなかった。きょう29日に何とか勝って、風向きを変えたい。 (井上 満夫)

 H…上沢は不運な失点もあり、6回7安打5失点(自責4)で5敗目を喫した。2番・寺地に先制ソロを左翼席に運ばれるなど、前回21日の阪神戦と同様に初回に3点を失った。「球自体は悪くなかったです。(本塁打は)直球が良くて押していったが待たれていた。せめて1点で乗り切ることができれば違う試合展開になってたと思います」と悔しさをにじませた。

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