虎レジェンドが今明かす裏話(1) 金本知憲氏FA移籍秘話「変装して阪神の宿舎に行った」

[ 2025年6月23日 14:57 ]

 レジェンドデーで試合前にトークショーに登場した金本知憲氏(右) (撮影・亀井 直樹) 
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 阪神球団創立90周年を記念して、甲子園で行われた「レジェンズデー」に参加したスポーツニッポン評論家で元阪神監督の金本知憲氏(57)が、FA宣言で広島から阪神への移籍を決断した2002年オフの裏話を明かした。

 「あのときは変装して阪神の宿舎に行ったんよ。(駅前の)グランヴィアやった」と金本氏は振り返った。ペナントレースの終盤、当時の日程から見ていくと、金本氏が変装したのは2002年10月12日に広島市民球場で行われた広島―阪神戦のタイミングだったと思われる。

 水面下で当時の星野仙一監督から「FAして阪神に来い」と熱心なアプローチを金本氏は受けていた。「それまで何度も断った。星野さんに本当にお断りするためには面と向かって、断るしかないと思った」と金本氏は決断。広島戦に向けて、阪神が広島の宿舎に到着したタイミングで変装して、阪神宿舎に潜入したという。

 裏口から入った金本氏を出迎えたのが「平田さん(現2軍監督)やった」。意を決して星野監督に断りを入れたが、それでも阪神は諦めなかった。「聞く耳を持たなかったね。ストーカーみたいに、その後も誘ってきた」と鉄人もついに根負けした。

 「星野さんとしては中村紀とペタジーニと自分の3人のうち2人を取る考えだった。ボクが最後の1人だったから、粘ったんでしょうね」

 金本氏はその後の阪神での野球人生を振り返り、移籍したことは野球人生にとってプラスだったと結論づけている。「とにかく星野さんのおかげで03年、05年と阪神で優勝を経験することができた。甲子園の熱狂は凄かった。ファンのおかげとよくみんな言うけど、自分は本当にそう思っていた。声援が常に自分を鼓舞してくれた」とファンへの感謝を今でも持ち続けている。

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