引っ張った本塁打の割合80.6%…マリナーズ・ローリー、50%の大谷、29.6%のジャッジとの違い

[ 2025年6月23日 08:08 ]

カブス戦の初回、3戦連発となる31号2ランを放ったマリナーズ・ローリー(右)(AP)
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 マリナーズのカル・ローリー捕手(28)が22日(日本時間23日)、敵地でのカブス戦に「3番・DH」で先発出場。3試合連続となる31号本塁打を放った。

 初回、カブスの先発コリン・レイの初球93・8マイル(約150・9キロ)の外角速球を強振。打球は中堅右のスタンドへと飛び込む先制31号2ランとなった。

 この日の本塁打は中堅右だったが、ローリーの特徴は31本中25本(80.6%)と引っ張ったホームランが圧倒的に多いこと。

 ちなみに大谷翔平は26本中13本(50%)、アーロン・ジャッジは27本中8本(29.6%)である。

 ローリーはもともと引っ張ってフライを打ち上げる打球が多く、全体の37.4%、これはメジャー1位だ。大谷は21.5%、ジャッジはわずか16.8%である。

 引っ張り方向は、センターや左中間、右中間に比べてフェンスまでの距離が短く、またスイングに加速がつく、前のポイントでボールを捉えることが多いため、打球速度も速くなる可能性がある。

 ちなみにカブスのピート・クローアームストロングは今季打球の30.2%が引っ張ったフライ。21本塁打中17本が引っ張ったもの。アームストロングは平均のバットスピードが72.2マイルと決して速くないが、引っ張ったフライを打つことで、本塁打を増やしている。

 今季からスタットキャストが発表している指標にインターセプトポイントがある。これにより打者が前で打っているのか、ひきつけて打っているのかがわかる。スイッチヒッターのローリーは右打席で身体の中心より39.6インチ(約1メートル)前で、左打席で34.7インチ(約88.1センチ)前で打っている。大谷は28.7インチ(約72.9センチ)前、ジャッジは30.5インチ(約77.5センチ)前である。

 前で打つとボール球に手を出したり、空振りが増える、野球界では以前は「引きつけて打つ」べきと言われた。しかしフライボール革命が起き、長打を求め、前で打つタイプが増えてきた。ラリーは前で打ち引っ張ることで、本塁打を増やしているが、同時に今季はボールの見極めも良く、四球率が増え、三振率も下がっている。

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