ソフトバンク 松本晴が5度目の正直で先発初勝利「マジで思い切りいったっす」

[ 2025年6月23日 06:00 ]

交流戦   ソフトバンク3―1阪神 ( 2025年6月22日    甲子園 )

<神・ソ>5回を投げ終えた松本晴(左)は海野と笑顔でタッチをかわす(撮影・大森 寛明)
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 ソフトバンクの松本晴は不思議な感覚のまま、腕を振っていた。阪神ファンで埋まった甲子園。大阪出身で当然、観戦経験はある。ただ、静かだった。

 「歓声が遠く感じた。しっかりとゾーンに入って投げられていたのかなと思います」

 確固とした「飛ばす」というテーマがあったからだろう。立ち上がりから阪神打線を寄せ付けない。初回2死、同学年の森下をこの日、最速151キロで見逃し三振。2回はセ・リーグ本塁打王争いを独走する佐藤輝に対し、ワンバウンドのチェンジアップを振らせて三振にとった。

 「思い切りいってやろうと思った。自分のピッチングに相手を合わさせる。マジで思い切りいったっす」。開幕から中継ぎで、12試合連続無失点の安定感を買われ、先発へ。5月21日の日本ハム戦で今季初先発もペース配分を意識するあまり、持ち味が出ない。15日のDeNA戦から意識を変え、初回から中継ぎのように全力で入る。これがはまった。

 4回2死まで無安打の圧巻投球。2死一塁から佐藤輝の左翼線二塁打と味方失策が絡み1点は失ったものの、5回2安打1失点で自責点0。7三振を奪った。今季5度目の正直で先発初勝利。「負けが増えるのは嫌ですけど、勝ち負け付かずは仕方ない。気にしていないです」。冷静な背番号49は自分の道を見つけた。白星増産の予感が漂ってきた。

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