ソフトバンクが交流戦6年ぶり優勝 首位と3差でリーグ戦へ 小久保監督の決断力が呼んだ貯金7

[ 2025年6月23日 06:00 ]

交流戦   ソフトバンク3―1阪神 ( 2025年6月22日    甲子園 )

<神・ソ>交流戦優勝し、ファンにあいさつするソフトバンクナイン(撮影・大森 寛明)
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 目指す大きな目標はまだ先だが、リーグ戦再開に大きな弾みがつく交流戦Vとなった。ソフトバンク・小久保監督は「うちは数が多いので微々たるものかもしれないけど、スタッフに(賞金3000万円から)臨時収入が渡せて良かったです」と表情をゆるめた。

 12勝5敗1分け。交流戦王者の本領を発揮したが、決して順風満帆だったわけではない。今季は開幕直後から離脱者が続出。波に乗れず貯金がつくれなかった。交流戦期間に入っても状況は変わらず、指揮官にとっては決断の連続だった。

 「正解、不正解はシーズンが終わった時に分かること。4月の頭から首位を走っていた去年とは違って、今年は4位、5位にいたり、借金があったりもした。その都度、決断する必要があった。指をくわえて見ているわけにはいかなかった」。

 5日の中日戦ではFA加入した昨季から全試合スタメンだった山川のベンチスタートを決めた。不振の状態の上がらない大砲と話し合い16日にリーグ戦再開を見据えて登録抹消した。6日のヤクルト戦で2点リードを守れなかった守護神・オスナの配置転換にもすぐさま踏み切り、現在は再調整中だ。

 左かかとを痛めた近藤を最後の5試合はベンチからも外した。代打待機もできたがリーグ戦再開に備えた。6連戦が3週続く中で、昨オフに左膝を手術した周東は週に1回必ずベンチスタートにした。「目標はレギュラーシーズンの優勝」。その意志は徹底した。

 一丸で白星を積み重ねチームの力は確実についた。先発投手陣はこの間、防御率1点台と安定。オスナ不在の救援陣も頼もしい。6回1死津森が危険球退場となると、2年目の大山が無失点に抑えた。7回からは新たな勝ちパターンの松本裕、藤井、杉山がリードを守った。

 打線も柳町、野村が着実に成長を遂げた。どんな役割でも黙々とこなすベテラン・中村の存在も絶大だ。この日も「4番・一塁」で出場。2―1の8回2死二塁で左中間を破る適時三塁打を放ち交流戦Vを決定付けた。

 敵地・甲子園で「秋にはセ・リーグ1位の阪神さんと戦えるように頑張りたい」とスピーチした小久保監督。リーグ戦の再開に向け「3連戦の初戦を取り、カード勝ち越ししていけば勝負できるところまでくると思う」と手応えも口にした。 (木下 大一)

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