支配下登録翌日でユニホーム間に合わず育成の「132」で1回無失点デビュー ソフトバンク・川口

[ 2025年6月22日 06:00 ]

交流戦   ソフトバンク0-3阪神 ( 2025年6月21日    甲子園 )

<神・ソ(2)>プロ初登板を1回無失点で飾った川口(撮影・北條 貴史)
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 上々のデビュー戦だった。前日20日に支配下登録されたばかりのソフトバンク・川口冬弥投手(25)がプロ初登板で1回を1安打無失点に抑えた。

 「ブルペンで“しっかり楽しんでこい”と言われた。それができたので良かった」

 0―3の6回に2番手として登板。新しい背番号「95」のユニホームが間に合わず、育成時代の「132」で躍動した。1メートル87の長身から投げ込む決め球のフォークで先頭の坂本、高寺を2者連続三振に抑え「いい高さに投げられた」と納得の表情。代打・前川に安打されたが、嶺井が代走・熊谷の二盗を封じてスコアボードに「0」を刻んだ。

 東京・東海大菅生では一度も背番号をもらえず、3年夏に甲子園で4強入りした際はアルプス席で応援していた。聖地でリリーフカーに乗ってマウンドに向かう中「凄いな」と雰囲気に胸が高鳴ったという。マウンドでは堂々と投球。小久保監督は「3桁の背番号を背負ってゼロに見事に抑えたことは素晴らしかった」と称えた。

 城西国際大からクラブチームのハナマウイに進み、23年のドラフトで6人が指名された独立リーグ徳島に当日に売り込みの電話をかけた。1年でプロ入りの夢をかなえ、支配下を勝ち取り、1軍のマウンドに立った。同じような境遇からプロを目指す選手へ「希望を与えれたら」という誓いは揺るぎない。

 ◇川口 冬弥(かわぐち・とうや)1999年(平11)10月26日生まれ、奈良県出身の25歳。東京・東海大菅生ではベンチ入りできず。城西国際大からクラブチームのハナマウイ、四国アイランドリーグplus徳島でプレーし、24年育成ドラフト6位でソフトバンクに入団。1メートル87、88キロ。右投げ右打ち。

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