日本ハム・田宮が人生初サヨナラ弾 0-7から交流戦史上最大タイの逆転劇 延長10回にドラマ

[ 2025年6月16日 06:00 ]

交流戦   日本ハム8―7広島 ( 2025年6月15日    エスコンF )

<日・広>10回、サヨナラ弾を放ちガッツポーズする田宮(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムは15日、広島戦で最大7点のビハインドをひっくり返し、逆転サヨナラ勝ちを飾った。9回2死の土壇場で同点に追いつき、最後は延長10回に田宮裕涼捕手(25)が人生初というサヨナラ弾を放った。7点差の逆転勝ちは球団では08年以来17年ぶりで、交流戦では10年6月のオリックスに並ぶ最大差の逆転勝利。究極の「ルーズベルト・ゲーム」を完成させ、2連勝で貯金を今季最多の11とした。

 日本相撲協会とのコラボデーで、3連戦千秋楽の結びの一番を迎えた。日本ハムは徳俵に足がかかった土俵際から、あっと驚く逆転のうっちゃりが決まり手。最大7点差をはねのけ、9回2死で同点に追いつき、最後は8回守備から途中出場の田宮が決めた。

 「最後は僕が決めたけど、チームのみんながたくさんつないで点を取ってくれたから、僕の本塁打があった」

 6回表で0―7と一方的だったが、8回に4点を奪い2点差に迫る。2点を追う9回2死無走者から中島が9球粘って四球を選び、右前打した清宮幸に代わった代走・矢沢が二盗に成功。なお2死二、三塁で、1メートル96、135キロと力士級の巨漢・レイエスが、同点2点打を放った。全員で踏ん張って迎えた延長10回先頭で、田宮が守護神・栗林から2号ソロを右中間へ。新庄監督も「しびれたねー。よく追いついて決めてくれました」と興奮を抑えきれなかった。

 田宮は不振での2軍調整を経て、25歳の誕生日だった13日に1軍復帰し、2試合連続安打。父の日にささげる一発にもなった。中学まで野球経験がある父には技術指導をされた覚えはなく、今は「ケガをするなよ」と優しく見守っていてくれる。一番の思い出は、カードゲームにはまっていた小学生の時に「ゲームセンターに連れていってくれたこと」と懐かしんだ。この日は母と妹が観戦に訪れ、父だけが不在で「今度はお父さんの前で打てるように」と誓った。

 田宮とともに13日に昇格した中島、2年目の宮崎も1安打し、新庄監督は「上がってきた選手がみんな打って、凄く層が厚い」と満足げ。全員が一枚岩となり、リーグ首位を走る「北の横綱」に勝ち名乗りが上がった。(田中 健人)

 ≪7点差以上逆転は球団17年ぶり≫日本ハムが0―7から8―7で今季5度目のサヨナラ勝ち。チームの7点差以上の逆転勝ちは、08年4月8日楽天戦(7点差)以来17年ぶり5度目で、最大差は03年7月29日オリックス戦の9点差。また、交流戦ではオリックスが10年6月2日中日戦で記録した7点差に並ぶ最大差の逆転勝利になった。田宮は昨年5月22日オリックス戦の左犠飛、同年7月16日楽天戦の中越え二塁打に続き3本目のサヨナラ打で、本塁打は初めて。

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