阪神・中野 東北魂を胸に両親へヒット届けた「元気にプレーしている姿を見せられて良かった」

[ 2025年6月14日 05:15 ]

交流戦   阪神2―3楽天 ( 2025年6月13日    楽天モバイル )

<楽・神>7回、安打を放つ中野(撮影・尾崎 有希)
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 阪神・中野が“凱旋”の一打を放った。東北福祉大時代の4年間を過ごした仙台の地では、2年ぶりとなる楽天戦。2―3の7回1死で、3番手右腕・渡辺翔を相手に左前打を放った。カウント2―2からの低めのパームを攻略。敗戦の中、キラリと輝く巧打で、スタンドから観戦した父・茂明さんと母・節子さんへ勇姿を披露した。

 「ヒットを打つこともそうですし、元気にプレーしている姿というのを見せられて良かった。次はしっかり勝ち試合を見せたい」

 20年ドラフトで6位として入団後、杜(もり)の都・仙台では7試合中6試合で安打を放っている。通算30打数9安打、打率・300。山形県天童市出身の28歳。“東北魂”を胸に秘め、故郷に錦を飾り続けている。

 「状態が良くないなりに、一本打つことで気持ち的にも楽になる。打てないときこそ、チーム打撃、バント、四球が大事になる」

 有言実行。1点劣勢で突入した9回も、つなぎ役としての真骨頂を見せつけた。途中出場の糸原、近本の連打で築いた無死一、二塁で捕前へ犠打を成功。1死二、三塁と一打逆転のシーンをお膳立てした。「流れ的に絶対に決めなきゃいけない場面」と腹をくくって挑んだ打席。2球で任務を遂行した。

 3日の日本ハム戦で4打数2安打し、打率・308で一時首位打者に躍り出るも、この日を終えて同・285。やや状態が下降気味の中、青春時代を過ごした“故郷”から次戦へと向かう力をもらった。猛虎は全て逆転での4連敗。苦境打破へ、選手会長が攻守でけん引する。(八木 勇磨)

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