広島 今季ワースト1安打完敗 新井監督「適度に荒れて絞りづらかったのかな。フライが多い」

[ 2025年6月11日 05:00 ]

交流戦   広島1-6ロッテ ( 2025年6月10日    zozoマリン )

<ロ・広(1)>6回、投手交代を告げる新井監督(撮影・長久保 豊)
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 広島打線が、敵地で無残な凡打の山を築いた。ロッテ戦で、新外国人の左腕・サモンズの前に沈黙。「7番・左翼」で今季初先発した上本崇司内野手(34)が8回先頭で左中間二塁打を放つまで、無安打に封じられる体たらくだった。玉村昇悟投手(24)は6回途中4失点で5敗目。零敗こそ免れたものの、試合は今季ワースト1安打で1―6と完敗。連勝は3でストップした。

 6点を追う8回、先頭・上本の放った打球が敵地の左中間を破った瞬間に、球場の左側を赤く染めたファンから安堵(あんど)の歓声が上がった。遅ればせながらのチーム初安打。2ボールから3球ファウルで粘り、6球目の低めスライダーを捉えた。

 「(チームで)ヒットを打てていないのは知っていたけど、特に何も意識せずに。追い込まれたので逆方向を意識して、スライダーを引っ張りました」

 「7番・左翼」で今季スタメンに名前を連ねた34歳。一気に二塁を陥れ、菊池の四球と内野ゴロによる1死二、三塁から、中村奨の二ゴロで生還を果たした。ノーヒットノーラン阻止、零敗阻止につながる1本。反撃は、しかし、そこまでだった。

 それにしても、この落差はどうだ。本拠地であった8日の西武戦では、3発を含む今季最多タイの16安打10得点大勝。7日にも、それまで防御率0点台だった今井から足を絡めて5点を奪い、快勝した。それが一転、この日は1本の安打を打つことさえ苦労した。

 敵の新外国人左腕・サモンズの荒れ球に手を焼いた。4回までにファビアンの2ランなどで2点を挙げた、3月16日のオープン戦先発時とはまるで別人。切れのよい直球を打ちあぐみ、8回無死一、二塁で降板するまでのアウト21個のうち14個がフライだった。

 新井監督は「甘い球も結構あったように見えたけど、適度に荒れて絞りづらかったのかな。フライが多い。思った以上に球威があったのかな」と首をひねる。「雨が降る平日に多くのファンが来てくれたのに申し訳ない。明日はいい試合をお見せできるように頑張りたい」と力を込めた。

 今季ワーストの1安打に抑えられ、連勝は3で止まった。今季9勝18敗1分と苦戦する敵地での戦い、このままズルズルいくわけにはいかない。(江尾 卓也)

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