長嶋さん次女・三奈さん 笑顔の花咲かせる父の存在「娘としては誇りに思っておりました」

[ 2025年6月9日 05:20 ]

長嶋茂雄さん告別式

長嶋さんの告別式で祭壇に手を合わせる喪主の三奈さん(読売新聞社提供)
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 長嶋さんの次女・三奈さんは、喪主として最後まで気丈に振る舞い最愛の父の旅立ちを取り仕切った。

 57歳の誕生日だった3日に他界した父。オレンジ色の花で埋められた祭壇は三奈さんの希望だった。「どうしても父の大好きなジャイアンツカラー、オレンジにしたくて。どうかオレンジの花で父を囲ってください」。病状が悪化して入った集中治療室(ICU)も、オレンジ色の花で彩られていたという。

 7日の通夜のあいさつでも家庭での「長嶋茂雄」の素顔を明るく紹介。「グラウンドでは真剣なあまり、雷や嵐が吹き荒れたかもしれませんが、そのおかげで長嶋家は毎日青空で、父が太陽のように笑顔をたくさん振りまいてくれました」。また桑田真澄2軍監督を現役時代から最後まで「くわだ」と呼んでいたエピソードも交え「父の話が出ると、周りの方が一瞬にして笑顔の花がぱっと咲いて、どこにいてもいろんな方を笑顔にするんだな、ちょっと恥ずかしながらも娘としては誇りに思っておりました」としみじみ語っていた。

 この日の告別式でのあいさつでは長嶋さんの最期の姿も紹介。3日午前6時ごろ、脈拍と血圧が0になった際も波形が続き医師らを驚かせた。「最期まで“俺は生きるんだ、諦めていないよ”と。父らしい最期まで諦めない姿を見せてくれました」と振り返った。あいさつの終盤、松井氏と父の話題に触れた際にだけ、こみ上げるものをグッとこらえる姿を見せた。

 父を愛し、父からも愛された三奈さん。「最期まで長嶋茂雄を貫いた人生を送ったと思います」と誇らしげに最愛の父を送り出した。(伊藤 幸男)

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