タイガース・スクバルが6勝目 驚異の奪三振/与四球比15.00 先発投手でMLB史上最高記録

[ 2025年6月7日 11:42 ]

カブス戦に登板し、今季6勝目を挙げたタイガースのスクバル(AP)
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 タイガースのタリク・スクバル(28)は6日(日本時間7日)のカブス戦に先発、7回3分の2を投げ、8安打6奪三振1失点で3対1の勝利に導き、今季6勝目をあげた。防御率は2・16となっている。

 スクバルは24年にア・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたが、昨季以上に相手打者を圧倒している。空振り率(whiff)は31.9%から35.4%、ボール球に手を出す率(chase)は31.1%から35.5%、奪三振率(strikeout rate)は30.3%から34.7%、四球率(walk rate)は4.6%から2.5%で、すべてにおいて前年を上回っている。そして、彼の奪三振/与四球比(K/BB)は15.00と驚くべき数字である。

 大リーグ公式サイトはMLB史上、1シーズンを通してK/BBが10.0以上だった先発投手はわずか4人しか存在せず、どのケースも奪三振を積み上げたというよりは四球を極端に抑えたことによるものだったと紹介している。

 例えば記録保持者のフィル・ヒューズ(2014年)は、K/BB=11.63だったが、K/9(9イニングあたり奪三振)は8.0にすぎなかった。一方でスクバルはK/9は11.34と、まったく別の次元にある。他にK/BBが10.0以上だった先発投手はブレット・セイバーヘイゲン(1994年11.0)、クリフ・リー(2010年10.28)、ジム・ホイットニー(1884年10.0)だ。大リーグ公式サイトは良くなった理由として ストレート(特にフォーシーム)がレベルアップしていると指摘している。

 平均球速が96.9マイルから97・7マイル上がっているだけでなく、「ライジング効果」が増している。とはいえそのストレートは最も多く使っている球種ではない。メインの球種はスクバルの代名詞とも言えるチェンジアップで、24年の27.1%から25年は31.3%となり、フォーシームの28.6%を上回っている。チェンジアップはあらゆるカウント、左打者・右打者問わず、自在に投げ込むことができる。そして使用頻度が上がっているにもかかわらず、今季の空振り率は49.2%、奪三振率は47.9%とより相手打者を圧倒している。

 先発投手の奪三振/与四球比(K/BB)で、新たな記録を打ち立てることになりそうだ。

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