亀山つとむ氏 攻撃力に安定感が出てきた阪神打線 要因の1つにあるのは近本の出塁

[ 2025年5月7日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神7―1巨人 ( 2025年5月6日    東京D )

<巨・神>初回、近本は左前打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 【亀山つとむ 視点】今の阪神打線は、まず近本の出塁が大きい。中野もつなぎ役を果たしており、各打者がストライクを取りに来た球を確実に打ち返している。先発の井上がリズムに乗りたいところで乗らせなかった。巨人からすれば、今年の東京ドームの阪神戦は、ホームなのに自分たちのペースで野球をさせてもらっていない。

 阪神が敵地で強いのは、攻撃力に安定感が出てきたからだろう。投手力のチームと言われてきたが、主力野手陣が成熟し、クリーンアップがどっしりとしている。昨年までは1~5番までで“1点を取れれば”という感じだったが、2、3点と入るようになった。「5番・大山」がハマっている。

 藤川監督は、岡田前監督にインパクトがあったから難しさもあっただろうが、自分の野球を貫いている印象。野手に関しては制限をかけておらず、自由度が高い。今後は近本が不調に陥った時にどう対処するか。昨季までの「点」ではなく「線」で攻撃ができている。

 今の巨人には坂本や丸のような経験のある選手がおらず、流れをつくったり変えたりできる選手が不在。一方の阪神は各選手の役割が決まっており、自分たちのペースになれば強い。現状、両軍の差がはっきりと出た試合となった。 (スポニチ本紙評論家)

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