赤星憲広氏 阪神先発の門別は前回の反省生かした大胆かつ繊細な投球、勝負球の制球力も高かった

[ 2025年4月7日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1―0巨人 ( 2025年4月6日    東京D )

<巨・神>先発した門別(撮影・光山 貴大)
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 【赤星憲広 視点】阪神先発・門別の投球には明らかな変化が見られた。今季初先発となった前回3月30日の広島戦は4回1/3で球数は111球。2度目の先発となった巨人戦では同じ4回1/3を投げ終えた時点で58球だった。

 前回は大事に、大事に投げていた印象だ。広島打線がファウルなどで粘ったということもあるが、初先発という緊張感などの影響もあり、多くの球数を要した上に、失点も重ねた。その反省を、しっかり生かした。

 本塁打が出やすい東京ドームにもかかわらず、打者を大胆に攻めていた。追い込むのも早かった。一転して追い込んでからは大事に投げ、勝負球の制球力も高かった。何よりいい意味で力が抜けていた。そこも前回の経験があったからだろう。

 また継投策に目を向けると藤川監督の“ある思い”を感じた。石井の3連投はないと思っていた。しかし7回から登板。この起用には<1>門別に勝ちを付けてやりたい。先発陣は西勇、大竹らが控えているだけに今後のチーム全体を見据えてもシーズン序盤で若手投手が勝利を挙げることはチームにとってもプラス<2>絶対に3連勝する。当然、昨季リーグ覇者は意識する存在。今季初対戦で3連勝し、相手に“タイガースは強い”と印象づけたい――という思いが込められていたと思う。

 この日の課題を挙げるなら打線だろう。阪神戦に初先発だった石川に対して、わずか1安打。左腕は今季の先発2試合で左打者に被安打0となった。独特のチェンジアップとスクリューは大きな武器で、阪神は右打者もタイミングが合っていなかった。次回対戦へ向けて、チームとして対策を練る必要がある。 (スポニチ本紙評論家)

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