矢野燿大氏 現状は厳しい阪神・ゲラ 2試合連続の痛すぎる失点、1度抹消して再調整してもいい

[ 2025年4月4日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―5DeNA ( 2025年4月3日    京セラD )

<神・D>6回、ケイは送りバントを決める(投手・デュプランティエ)(撮影・平嶋 理子)  
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 【矢野燿大 視点】結果論になるかもしれないが、DeNAに先制された6回、投手のケイに簡単に送りバントを許したことが相手に流れを渡した。もったいない1球だったと思う。

 直球で1ボール2ストライクと追い込んで、変化球ならファウルか空振りを取れた可能性が高かった。だが、4球目も直球を続けて簡単に送られ、梶原の先制適時打につながった。1点の重みがある投手戦だけに、より慎重にバッテリーは対処してほしかった。

 9回に3点を失ったゲラも現状は厳しいと言わざるを得ない。球速は出ていても、上半身だけで投げようとして体が開き、手投げになっているから、打者にしっかり振られている。空振りと思ったところがファウルと判定され、佐野に四球を与えたところが交代機だったかもしれない。2試合連続の失点。一度抹消して再調整という方法もあるのではと感じた。

 なかなか波に乗れずに黒星が先行する形になったが、まだ対戦は1巡していない。長いシーズンに向けて、今は必要なものをしっかり埋める作業に取り組む時期だとは藤川監督も分かっているはず。きょう4日からは巨人戦。注目カードだからこそ「流れを変える」という意識でチームとして臨んでほしい。

 巨人も藤川監督の野球がどういうものかを見てくるはず。元監督の野村克也さんも「早い時期に相手に印象づけておくことが大事」と4月に意識的に動いたり、仕掛けたりしていた。藤川監督は一筋縄ではいかないと思わせれば、それが1年間効果を発揮する。巨人戦ではそこも意識して勝ちにこだわってほしい。

 佐藤輝の状態は上がっている。第1打席でバットを折られながらも左前に落としたヒットが、8回の左中間本塁打にもつながった。東京ドームなら、逆方向でも入る。新クリーンアップの勝負強さにも期待したい。 (スポニチ本紙評論家)

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