阪神・佐藤輝 8回逆方向へ同点2号「終盤の大事な場面で打てて良かった」 球団通算8500号に王手

[ 2025年4月4日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―5DeNA ( 2025年4月3日    京セラD )

<神・D>8回、同点2ランを放った佐藤輝(撮影・大森 寛明)
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 だから虎党は、この男のバットに夢を託す。0―2の8回1死一塁。痛恨の追加点を許した直後、阪神・佐藤輝が左中間最深部へ起死回生の同点2ランを放った。3月28日、開幕戦の初回第1打席で放った決勝2ランに続く2号は、球団通算8500号に王手をかける逆方向弾。2カードを終えたばかりとはいえ、本塁打数は早くもリーグトップタイに浮上した。

 「終盤の大事な場面で打てて良かった。あの打席はいい結果になって、良かった」

 完調への道筋がくっきりと見える2戦連続のマルチ安打だ。初回2死走者なしでは、先発・ケイがカウント1―1から投じた内角高めのツーシームを左前へ。バットは粉々に砕かれても、背番号8のフルスイングが勝った。3回無死一、二塁は空振り三振、5回2死一塁は遊飛に終わり、6試合を終えての打率は2割ジャスト。確実性にはやや乏しくても、前夜の一時同点の二塁打も含め、ここぞの一撃が目立ってきた。

 「しっかりいい打球も出ているので、また明日からも、もっとチームの勝利につながるようなバッティングを心がけていきたい」

 うれしい再会もあった。宜野座キャンプ中に臨時コーチを務めた糸井嘉男SAがテレビ解説で来場。打撃練習中には言葉も交わした。バットの面で打つ意識を高める「クリケット打法」の習熟にともに励んだ2月。開幕前には決起集会を兼ねて食事もした。近大の先輩でもある恩師の眼前でかけた鮮やかな放物線。きょう4日からの「伝統の一戦」へ、これ以上ない弾みだ。

 「いい当たりが出たので、頑張ります」

 2勝3敗1分けと黒星先行ながら、昨季も2勝4敗で3カード目に突入。開幕7、8戦目のヤクルト戦(神宮)は、佐藤輝の2試合連続弾で連勝した。“再現”を期す東京ドーム。3月16日にドジャース・スネル撃ちを演じた舞台で、再浮上へ導く美しいアーチを描く。(八木 勇磨)

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