オリオールズ菅野 4回2失点 日本人先発投手デビュー最年長35歳 両手つっても「やりたいことできた」

[ 2025年4月1日 01:30 ]

ア・リーグ   オリオールズ1―3ブルージェイズ ( 2025年3月30日    トロント )

<ブルージェイズ・オリオールズ>初先発したオリオールズ・菅野智之(AP)
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 オリオールズの菅野智之投手(35)が30日(日本時間31日)、敵地でのブルージェイズ戦で念願のメジャーデビューを果たした。35歳5カ月は先発でデビューした日本投手では、上原浩治の34歳0カ月を抜いて歴代最年長。脱水症状などにより両手がけいれんするアクシデントで4回4安打2失点で降板し、敗戦投手となったが、投球内容には確かな手応えを得ていた。

 敵地ロジャーズ・センターが騒然となったのは5回裏開始前のことだった。投球練習で1球投げた菅野の元にブランドン・ハイド監督や投手コーチとともにトレーナーが駆け寄る。協議の後、菅野がマウンドを降りた。

 チームの発表は「両手のけいれん」。巨人時代も手がつって降板した経験があるという菅野は「4回から左のグラブの中でつっていて、嫌だなと思っていた。(5回の前に)右手もつり始めて、1球投げたらもう指はくっついちゃっていた。一回つっちゃったらもう無理」と唇をかんだ。緊張や屋内球場が想定よりも暖かく、汗を大量にかいたため、脱水の症状とみられる。

 もっとも、収穫も少なくない。初回先頭をストレートの四球で出すと、2死二、三塁からスプリンガーに2点中前打を許した。「あんなに初回からストライクが入らなくなることは人生で一度もない」と振り返る。ただ2回以降はしっかり修正し、得点を許さなかった。最速94・8マイル(約153キロ)だった直球と、カットボール、スプリット、カーブを丁寧に投げ分けた。「やりたいことができていた。ストライク先行ができれば、相手の良い結果にはならない」と手応えを口にした。

 ハイド監督は「水分と食べ物を取り、ずっと状態が良くなっている。次も先発はできるだろう」と語り、4日(日本時間5日)から敵地でのロイヤルズ3連戦中の先発は問題なさそう。いきなりの波乱を「まあ僕らしいな」とオールドルーキーは笑い飛ばし、夢舞台での挑戦が始まった。(トロント・杉浦大介通信員)

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