広島・二俣、プロ初猛打賞!前夜無安打の新切り込み隊長「切り替えていけた」連敗スタートも希望の光に

[ 2025年3月30日 05:00 ]

セ・リーグ   広島2-3阪神 ( 2025年3月29日    マツダ )

<広・神> 3回2死、二俣は中前打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 広島は29日、阪神戦(マツダ)に2―3で敗れ、3年連続で開幕連敗スタートを喫した。零敗を喫した前日28日の開幕戦に続いて9安打2得点と決定打を欠いた中で二俣翔一内野手(22)がチーム唯一の3安打で奮闘。2試合連続で「1番・右翼」で先発出場し、プロ初の猛打賞を記録。切り込み隊長として期待がかかる若ゴイがバットで今季初勝利をたぐり寄せる。

 二俣が前夜の悔しさを自らのバットで振り払った。自身初の1試合3安打と躍動。1番を託された若きリードオフマンが気を吐いた。

 「初回の攻撃の1番なので、変に空回りしないで、自分のスイングをしようと思っている。塁に何が何でも出てやるという意識だった。3本打てたが、明日にしっかりつながるように、結果が残せるように頑張りたい」

 3回2死で先発・富田の高めスライダーを中前にはじき返すと、7回1死では石井の直球を捉えて右前打。さらに9回1死でも守護神・岩崎の直球を右前に運んだ。地元・静岡で暮らす父・豪良さんが応援に駆けつけた前日28日の開幕戦は4打数無安打。「切り替えていけた」。前夜の悔しさをチーム唯一の3安打で晴らした。

 期待されながらもオープン戦では苦しんでいた。17試合に出場して53打数12安打で打率・226、3打点、17三振。「(ミートする)ポイントを捕手寄りに寄せすぎていた」。三振数が象徴するように課題は明確だった。オープン戦終盤には朝山打撃コーチの助言で修正に着手。「そんなに寄せなくても、ボール2、3個分くらい寄せるだけでもいいんじゃない」。ミートポイントを前に置くようにしたことで徐々に本来の感覚が戻ってきた。

 1番での先発は過去に1度。ただ、心構えはできていた。そこには昨季は1番で120試合に先発出場するなど実績十分の秋山からの金言もあった。「自分のスイングをして、カウントが悪くなったら、何とか逆方向と考えればいい。初球から変な部分を考えなくていい」。実際に7回はカウント1―2、9回は0―2から右方向に快音を放った。ベテランのアドバイスを実践した。

 チームは3年連続で開幕2連敗。敗戦の中で背番号99が希望を照らした。新井監督も「どんどん打ってもらいたい」と期待を寄せた。伸び盛りの若ゴイが3連敗阻止へ打線をけん引する。(長谷川 凡記)

 《3年連続の開幕2連敗》 ○…広島は3年連続の開幕2連敗スタート。本拠地開催の開幕カードで2戦2敗は、60年広島での阪神3連戦全敗以来65年ぶり。なお開幕カードに限らない広島本拠地でのシーズン初戦からの最多連敗は10年マツダでの5連敗がある。

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