巨人 0―5から!最大の逆転開幕勝利 延長10回、若林がサヨナラ打 王以来4安打締め「出し尽くした」

[ 2025年3月29日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6―5ヤクルト ( 2025年3月28日    東京D )

<巨・ヤ>10回、若林のサヨナラ適時打に沸く巨人ナイン (撮影・白鳥 佳樹)
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 プロ野球は28日にセ、パ両リーグが6球場で開幕し、巨人は本拠地・東京ドームでのヤクルト戦で5点差をひっくり返してリーグ連覇へ劇的な白星発進を飾った。8回以降に5点差を追いつき、延長10回に若林楽人外野手(26)が左越えのサヨナラ打を放った。1番起用の抜てきに応え、通算3度目で移籍後では初の4安打。開幕戦としては球団史上最大の逆転勝利に大きく貢献した。

 襲いかかってきた仲間を受け止め、グラウンドに倒れ込んだ。延長10回2死二塁。若林は左越えのサヨナラ打で決着をつけ、大歓声とウオーターシャワーを浴びた。

 「あんまり実感がないのが正直です。ちょっと…全部出し尽くしました」

 開幕戦での巨人選手の4安打は72年王貞治以来、53年ぶり2人目で偉大な先輩に肩を並べた。「明日が逆に不安です」。お立ち台で場内の笑いを誘ったフレーズを囲み取材でも何度も繰り返した。

 昨年6月に西武からトレード移籍。移籍前の5月1日の日本ハム戦でのサヨナラ2ランに続き、7月12日のDeNA戦で9回にサヨナラ打を放った。同一シーズンに両リーグでサヨナラ打を記録したのは史上初。年が明けて開幕戦でも決め、まさに「サヨナラ男」の称号がふさわしい。

 春季キャンプは2軍で過ごし、9日のオープン戦から1軍に合流。途中出場が多く、ドジャース、カブス戦を含めてベンチから選手の打撃フォームをつぶさに観察し、好打者の共通点に気づいた。「リラックスしながら懐がある」。肩に乗せていたバットを胸の前にゆったりと構えるように変更した。

 「緊張感ある中でも、それを意識してやれれば素直にバットが出る」。オープン戦最終戦で2安打。好調を認めた阿部監督から前日に直接「明日、1番レフトで行くよ」と伝えられた。「ある程度準備はしてたんですけど、正直マジか…と」。故障離脱した丸の代役抜てきに応え、8回は左前打でキャベッジの2ランを呼び、9回1死一、三塁は右前適時打で同点につなげた。

 阿部監督は試合前ミーティングで「失敗を恐れずテンションとモチベーションを上げて」と鼓舞。就任から2年連続開幕戦勝利を挙げ「1番として最高の働きをしてくれた」と称えた。開幕戦では球団史上最大の逆転勝利。最高のスタートを切った。(青森 正宣)

 ≪開幕戦延長サヨナラ勝利じゃ35年ぶり≫巨人が延長10回、6―5でサヨナラ勝ち。巨人の開幕戦サヨナラ勝利は、21年のDeNA戦(9回)以来で、延長サヨナラは90年ヤクルト戦(延長14回)以来35年ぶりだ。この日は0―5から逆転。開幕戦の最大差の逆転勝利は82年日本ハム、22年ヤクルトの7点差で、巨人では98年ヤクルト戦、14年阪神戦の4点差を上回る最大差の逆転劇となった。

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