「仕掛けていかないとね」ソフトバンク・王貞治会長が抱く日本球界発展への思い

[ 2025年3月16日 08:00 ]

春季キャンプの練習を見守る王会長(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 大リーグ・ドジャースカブスによる開幕シリーズ(18、19日・東京ドーム)が近づいてきた。

 大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希が所属の世界一チームと、今永昇太、鈴木誠也を擁するカブスの対戦。巨人、阪神とのプレシーズンゲームから大いに盛り上がっている。

 それにしてもグローバル化を目指す米球界の行動力は凄いと感じさせられる。直近でも2019年にイチロー氏の引退試合となったマリナーズとアスレチックスの開幕戦が日本で行われた。日本以外にも世界各地で公式戦が行われている。

 キャンプ時、ソフトバンク王貞治球団会長(84)は、この話題に対して感心するとともに「(日本球界も)何か仕掛けていかないとね」と言葉に力を込めていた。一案として台湾、韓国、中国と連携して各地で試合も行い、アジア全体で野球人気を高めていく青写真も描いている。

 「一緒になって盛り上げないとね。中国でやるにしたって時差は大してないんだし、メジャーと同じように移動も可能だからね」
 
 今年から王会長は「球心会」の活動をスタートさせる。50年後、100年後を見据えて“オール野球界”で普及、振興を目指していくプロジェクトだ。国民的スポーツの野球だが、競技人口は減ってきている。地元にプロ球団がない子供たちにも興味を持たせられるような世界的なスーパースターが次の時代にも出てくるとは限らない。

 過去にはプロ野球16球団構想も掲げていた。球界が発展、拡張していくためだ。年齢を重ねても野球を「ときめくもの」と表現し、現場でも熱意たっぷりに動き回っている王会長。新たな組織のもと、どのような取り組みをしていくのか楽しみだ。(記者コラム・木下 大一)

続きを表示

この記事のフォト

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年3月16日のニュース