阪神・工藤 カブス1~5番の「95億円打線」封じ1回3奪三振 「“おっしゃ”って感じでした」

[ 2025年3月16日 05:15 ]

プレシーズンゲーム   阪神3―0カブス ( 2025年3月15日    東京D )

<阪神・カブス>3番手で登板した工藤は1イニングを無失点に抑える(撮影・大森 寛明)
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 わずか10日足らずで、阪神・工藤の人生が激変している。今月6日の激励会で藤川監督から支配下登録を告げられた剛腕が、7回に3番手で登板。1番ハップから始まる上位打線に1安打1四球を許しながら、アウトを全て空振り三振で奪い、超満員の東京ドームをどよめかせた。

 「真っすぐが高めに浮いていたが、振ってはくれていたので、そういう面では(直球が)利いた。3―0だったので、流れも渡してはいけないなと思っていた。ゼロで切ることを思って投げた」

 最速156キロの直球と鋭いフォークを携え、年俸420万円の苦労人が、今季の年俸合計が約95億円の1~5番を封じた。31億5000万円のハップの初球に投じた154キロ直球が、快投劇開演の合図。フルカウントから空振り三振に斬ると、続く28億5000万円の鈴木には左前打を許したが、バットをへし折った。24億7500万円の3番タッカーも空振り三振。9億円の4番ターナーにも真っ向勝負した。今春初の与四球にも動じず、最後は1億1400万円の有望株、5番ショーをスイングアウトに仕留め、幕を引いた。

 「(1番からの打順は)うれしかった。ニック(ネルソン)が(6回1死一塁を)ゲッツーで切ってくれたので、そこから“おっしゃ”って感じでした」

 背番号127の育成入団から始まった23歳のサクセスロードに終着点は見えない。「KKK」の衝撃とともに、カブスのスラッガーたちの脳裏に「KUDO」が深く刻み込まれた。 (八木 勇磨)

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