楽天 被災地に勇気を――東日本大震災から14年 則本、今野が活躍誓う

[ 2025年3月12日 05:30 ]

オープン戦   楽天3―5ヤクルト ( 2025年3月11日    静岡 )

<楽・ヤ>試合前、黙とうする選手たち(撮影・尾崎 有希)
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 これからも、東北とともに歩む――。2011年3月11日に発生した東日本大震災から14年。各地で行われたオープン戦では、被災者に向けて黙とうがささげられた。東北を本拠として13年以来、12年ぶりとなるリーグ優勝と日本一を目指す楽天は守護神の則本昂大投手(34)、宮城県出身の今野龍太投手(29)が、被災地に勇気を届ける活躍を誓った。

 試合前に黙とうをささげ、半旗が掲げられた試合。今季も抑えを務め、5回に2番手で登板した則本は言った。「まだまだ避難されている方も、故郷に帰れていない方もおられる。僕たちが普通に生活して野球ができていることをしっかりとかみしめ、この先もやれたらいい」。球団として、選手として、その存在意義を強調した。

 忌まわしき大震災から14年。自身は2年後の13年に入団し、いきなり15勝を挙げて球団創設初のリーグ優勝と日本一に貢献した。復興に向けて歩を進めていた東北のファンに勇気を届け、同時にスポーツが持つ力も実感した。この日は1回3安打1失点で、これでオープン戦は3試合、計3回で7失点となったが、まだまだ調整途上。ギアを上げていく。

 この日は登板のなかった宮城県岩出山町(現大崎市)出身の今野は14年前は中学校の卒業式に参加中に「経験したことのない地震がきて驚いた」と振り返る。岩出山(宮城)から13年ドラフト9位で入団も6年間で計15試合の登板に終わり、19年オフに戦力外。それでもヤクルトでは21年に64試合、22年も51試合に投げるなど実績を積んだ。このオフに金銭トレードで6年ぶりに復帰した右腕は「野球ができるのは当たり前ではない。成長している姿、活躍している姿を東北の方々に届けたい」と決意を語る。
 降雨コールドで敗れて3連敗となったが、下を向いている時間はない。「少しでも何かをお返しできるよう、東北のチームとしてしっかり戦っていきたい」と三木監督。秋に東北を歓喜で包むという使命を果たすため、準備を進める。(花里 雄太)

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