ソフトバンク・リチャードを一夜で目覚めさせた偉大な先輩の“ひと声”

[ 2025年3月9日 05:00 ]

オープン戦   ソフトバンク6ー4ロッテ ( 2025年3月8日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>4回2死、左前打を放つソフトバンク・リチャード(撮影・長久保 豊)
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 力みが消えた。7日のロッテ戦は4打席4三振に1失策と屈辱を味わったソフトバンクの大砲候補リチャードが“ひと声”で変わった。前日に「俺、5三振したことある」と柳田に声をかけられると、つっかえていたものが取れた気がした。

 「楽になってフラットな状態で入れました。オープン戦の中で一番、力んでなかった。この感じを絶対、忘れないようにしたい」

 象徴的だったのは0―4の6回2死だ。八木に3球で追い込まれたが、決めにきた変化球はファウルで粘る。「野球向いてないんだから、やってきたことだけやればいいでしょ」という師匠・山川の言葉を思い返し、7球目の外角147キロをコンタクトを心がけるように仕留める。打球は軽々と右翼手の頭を越えた。3打数2安打でオープン戦では3位の打率・353。荒っぽさの中に、鍛え抜いた技も芽生えている。

 前日には「チャンスはピンチ」とリチャードに対し、厳しい言葉を残していた小久保監督も「昨日の内容より良かったと思いますね」と進歩を感じた。

 結果に満足しない。むしろ不満があるようだ。「ヒットはうれしいですけど…。みんなホームランを期待していると思う。欲を出さずにやるべきことをやりたい」。豪快な一発が出れば、さらに開幕スタメンに近づく。

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