侍ジャパン・大山 代表通算13打席目で初安打が侍1号「めちゃくちゃうれしい!」

[ 2025年3月7日 05:00 ]

侍ジャパン強化試合   侍ジャパン9―0オランダ ( 2025年3月6日    京セラD )

<日本・オランダ>5回、大山は左越え本塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 侍ジャパンは6日、京セラドームでオランダ代表との強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」の第2戦に臨み、9―0で大勝し、2連勝を飾った。「5番・DH」で先発出場した大山悠輔内野手(30=阪神)が5回に左越えソロ本塁打。19年の強化試合以来3度目の選出で自身初アーチとなり、来年3月の第6回WBCでの選出へ向けたアピールの一撃となった。

 カラフルなスタンドから降り注ぐ大歓声を一身に浴びた。大山が5回2死から豪快な侍ジャパン1号。デフロートがフルカウントから投じた144キロ直球を砕き、左翼席中段へと突き刺した。一挙7点を演出した。

 「侍ジャパンで初めてのホームラン。めちゃくちゃうれしい!」

 通算13打席目でついに出た初安打、初本塁打だった。普段はどんな快打にも表情を崩さない30歳が、晴れやかな笑顔を浮かべたままダイヤモンドを一周。ヒーローインタビューでは狙い通りの一撃にうなずいた。

 「場面も狙っていいところかなと思っていた。いいスイングができたと思います」

 井端監督はWBCを1年後に控えたこの強化試合で「大砲候補」の見極めを課題に掲げ、長打が魅力の選手を数多く選出。世界一に輝いた23年大会も準決勝・メキシコ戦と決勝・米国戦の計9得点は半分以上の5点を3本塁打で稼いだ。「優勝する上でホームランは必要不可欠」と考えていた井端監督からは「非常にいいホームランだった。それぐらいの力はある選手」と称賛された。

 前回のWBC決勝で本塁打したヤクルト・村上は今季終了後のポスティングシステムでのメジャー移籍をすでに球団から容認されている。同じく決勝でソロを放った巨人・岡本も将来的な挑戦を明言。ともに海を渡る可能性もある。来年のWBC出場に意欲を示す一方、移籍先次第では出場は不透明。それだけに「右の大砲」は貴重で、今回の強化試合では大山は期待を込めて選出され、結果を残した。

 阪神・藤川新監督の下、チーム構築において極めて重要な3月上旬に代表活動へ加わることに迷いもあった中、「頑張ってこい」と背中を押された。思いに応える一撃は、本大会のメンバー入りへ大きなアピールとなった。それでも、大山が視線を向けるのは25年シーズンのみだ。

 「すごく緊張感のある中で打てたので、自分にとってもいい1本になった。これを、シーズンにつなげます」

 新5番として猛虎を覇権奪回へと導いた先に、シビれる世界決戦が待っている。 (八木 勇磨)

 ○…侍ジャパン最年長、30歳2カ月の大山が代表初本塁打。初アーチが30歳以上だったのは昨年のプレミア12・台湾戦で31歳9カ月だった源田がマークして以来。右打者では13年2月23日の壮行試合・オーストラリア戦での相川(36歳7カ月)以来となった。なお、30代で侍ジャパン初アーチはイチロー(32歳・06年WBC)、稲葉篤紀(35歳・07年北京五輪予選)らが記録している。

続きを表示

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年3月7日のニュース