つば九郎ブログ 最後のエントリーに付いたコメントが1万件を超える「会いたい会いたい会いたい」

[ 2025年3月4日 12:45 ]

つば九郎
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 ヤクルトの人気マスコット「つば九郎」がつづってきた公式ブログ「BUAZA つば九郎ひと言日記」。現時点で最後の更新となっている2月3日のエントリーに寄せられたコメントが4日、1万件を超えた。

 多い時は一日に何度も更新されていたブログだが、2月3日のエントリーを最後にストップ。3日後の同6日には、つば九郎の体調不良により4月までのイベント参加中止が球団から発表された。

 関係者、そして全国の野球ファンが回復を心から願っていたが、つば九郎の魂は2月16日に天国へ。同19日には球団が「これまで、つば九郎を支えてきた社員スタッフが永眠いたしました。球団マスコットとして、ここまで育ててくれた功績に感謝と敬意を表します。体調不良の発表以来、温かい励ましのお言葉をたくさん頂戴し、誠にありがとうございました」と悲しい報告をした。

 それまでお見舞いの声であふれていた当該ブログのコメント欄はそれ以降、追悼の声、声、声。最後のエントリーから1カ月を過ぎた4日に1万件を超えた。

 つば九郎のブログはお得意の“フリップ芸”と同様にオールひらがなでつづられてきた。初心者には読みづらいオールひらがな。だが、毎日読んでいるうちにスラスラ読めるようになってしまう不思議な魅力にあふれている。

 「6さま」と敬愛してやまない宮本慎也氏。神宮で勝利のハイタッチ儀式に向かうつば九郎が「えっほえっほ」と歩いていると、背後から忍び寄ってヘルメットをずるっと「おまりーじょうたい」にしてしまう仲良しの「ようぎしゃT」こと伊藤智仁投手コーチも度々登場した。

 元ヤクルト選手と再会すると「はなれていてもいつでもともだち。」のタイトルで愛情たっぷりにつづり、青木宣親氏は「えおきくん」、石川雅規投手は「みんなだいすきかつおくん」、山田哲人内野手は「てっぱちくん」と呼んだ。「うったしゅん」でスタンドに飛び込む村上宗隆内野手の本塁打にいつも見とれていた。

 その愛情の深さにはチームの壁など存在せず、元中日監督・落合博満氏や広島・新井貴浩監督らとも大の仲良し。他球団所属選手でも記録達成を喜び、病気やけがに悲しみながらも温かいエールを送り、引退や退任には労いを忘れなかった。

 3月11日には毎年、「こんかいもききます。とうほくのみなさん、きょねんより、えみふるふえましたか?そしてぜんこくのみなさん、わすれてはいけないことを、わすれていませんか?」と被災者の心に寄り添った。オールひらがなの文章が愛された。存在だけでなく、文章も唯一無二だった。

 そんなヤクルトファン、プロ野球ファン、つば九郎ファンが愛したブログが止まって1カ月。「またまた来てしまいました」と何度もコメント欄に訪れる人。悲しい気持ち、会いたい気持ちを「どこに、どう伝えたら最善なのか、わからなくて、ここに来ています」とつづる人。「会いたい会いたい会いたい」とストレートな思いを打ち明ける人。さまざまな思いがコメント欄ににじんだ。

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