ヤクルト長岡秀樹 前年打率.227から一気に最多安打タイトル、侍J入り その背景にあった変化とは

[ 2025年2月27日 17:08 ]

ヤクルトの長岡
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 テレビ朝日「GET SPORTS」(日曜深夜1・55)が23日深夜に放送され、昨季セ・リーグ最多安打のタイトルを獲得したヤクルトの長岡秀樹内野手(23)がVTR出演。飛躍的に打率が向上したきっかけを明かした。

 千葉県出身の長岡は八千代松陰から2019年ドラフト5位でヤクルト入り。守備に定評があり、22年にはゴールデングラブ賞に輝いたが、打率は22年が.241、23年は.227と決して高いほうではなかった。

 「当て感はあるほうだと思っていたんで、ピッチャーのボールに当たらないっていうことにちょっと衝撃を受けて。落とされるし、タイミングもズラされるし。それをマークしたら真っすぐ来るし。対応できなかったっすね…。次、打席に立つの怖いし、当たらないんじゃないかっていうのが凄く怖かったっすね」

 そこからプロ5年目の昨季は打率.288とセ・リーグ6位にランクイン。両リーグ最多となる163安打を放ち、自身初の打撃タイトルとベストナインに輝いた。来月オランダと対戦する侍ジャパンにも初選出されている。

 この背景には何があったのか。それは昨年開幕から間もない4月のある変更が分岐点だったという。

 開幕4試合を終了した時点の打率は.167(12打数2安打)。このままでは「去年の二の舞になると感じた」という長岡は「何かを変えよう」「バットを寝かしてみよう」と考え、開幕5試合目となった4月4日の広島戦(マツダ)で突然バットを寝かせて打席に立った。

 それまではアマチュア時代を含めてバットを立てて構えており、「野球人生で寝かしたことなかった」「気持ち悪かった」と半信半疑。

 だが、適時打を含む3安打猛打賞と初戦でいきなり結果が出たことで、その後はバットを寝かせて構え、コンパクトにスイングできる打撃フォームに変更する。

 大きなチャレンジだったが、過去に先輩の青木宣親氏や秋山翔吾(広島)らヒットメーカーたちがしてきたのと同じく思い切ってバットを寝かせることで結果につなげた。

 安打数、打率が飛躍的に上がり、2020年に58.1%、21年に57.9%だったコンタクト率(スイングした際にファウルを含む打球が発生した割合)も87.9%まで上昇。これは宮崎敏郎(DeNA)、松本剛(日本ハム)に次いで両リーグ3位だった。

 2019年ドラフトは佐々木朗希(ドジャース)、宮城大弥(オリックス)、奥川恭伸(ヤクルト)ら同学年に好投手が多く、甲子園出場経験もない長岡は5位と下位指名。

 「僕自身、高校も無名で。それこそ同級生(同学年)であったり、そういう人たちに負けたくないっていう思いが強かったんで結構練習してましたね、反骨心じゃないですけど」。努力と工夫でつかんだ初タイトル、そして侍ジャパン入りだった。

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