広島・鈴木 日本ハムから移籍したサブマリンが開幕1軍へ浮上 新井監督「いろんな可能性を…」

[ 2025年2月23日 05:45 ]

練習試合   広島10―3韓国・KIA ( 2025年2月22日    コザしんきん )

<広島・KIA>好投した広島・鈴木(撮影・平嶋 理子)
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 広島・鈴木健矢投手(27)が22日、韓国・KIAとの練習試合(コザしんきん)で快投した。4回から救援登板して2回無安打無失点。昨季、韓国プロ野球(KBO)で打率・347、38本塁打、40盗塁を記録してトリプルスリーを達成した金倒永(キム・ドヨン)内野手(21)を手玉に取るなど躍動した。新井貴浩監督(48)は「(先発、救援問わず)どこでもできると思う」と評価。マルチな才能を秘める下手投げ右腕の開幕1軍入りが見えてきた。

 鈴木のアピールが止まらない。0―1の4回から救援登板。下手投げを武器に回またぎも物ともせず、2回無安打無失点の投球を披露した。

 「今日は理想通りかなと思う。しっかりストライク先行でいけたのもありますし、タイミングを変えた中で、しっかりストライクも取れていた。打ち取り方も良かった」

 4回は8番から始まる相手の下位打線を、フライアウト3つに仕留めると、続く5回も持ち味がさく裂した。2番打者を123キロのシンカーで三ゴロに打ち取ると、続く金倒永との対戦が巡ってきた。昨季はKBO史上最年少でトリプルスリーを達成した若き大砲を真っ向勝負で料理。内角寄りの125キロ直球で詰まらせて三ゴロに仕留めた。

 「小園とかが(昨年11月の第3回)プレミア12で(金倒永を)見ていて、エグいっすと言っていた。韓国でも3割、30本、40盗塁とかしていると聞いて、そんなエグい人がいるんだなと。その予備知識はありましたけど、投げる時は、そこまで気にせず、自分の球を投げようと思っていた」

 さらに4番打者も外角への118キロで見逃し三振に抑えた。今春は実戦で計4試合に登板して7回1失点と安定した投球を維持。マウンドで存在感を発揮し、猛アピールを続けている。

 昨年12月の現役ドラフトで日本ハムから移籍。新天地で躍動するサブマリンの支えは同学年の存在だ。今キャンプでは森下、森、中村健らと定期的に食事に出かけるなど気分転換を図る。「ご飯に誘ってもらって行っている。野球の話をしている」。パ・リーグからセ・リーグへと環境は変わったが、心強い仲間のサポートも受けて活躍を続けている。

 当然ながら新井監督の評価も右肩上がりだ。「今日も相手に(自分の)スイングをさせていない。(先発、救援問わず)どこでもできると思うから、こことは決めずに、いろんな可能性を探っていきたい」。この日の登板を含めて今春は実戦3試合で回またぎをこなし、結果を残している。起用の幅が広がるのはチームにとってもプラス材料。マルチな才能を秘める新戦力が開幕1軍へ向けて歩を進める。 (長谷川 凡記)

 ◇鈴木 健矢(すずき・けんや)1997年(平9)12月11日生まれ、千葉県出身の27歳。木更津総合では3年春に甲子園出場。社会人のJX―ENEOS(現ENEOS)を経て19年ドラフト4位で日本ハム入り。22年春に新庄監督の提案で横手投げから下手投げに転向。24年の現役ドラフトで広島移籍。通算83試合9勝8敗、防御率3・27。1メートル76、80キロ。右投げ左打ち。

 ≪常広は3四球を反省≫
 C…開幕ローテーションを狙う常広は先発で3回を投げて1失点。5三振を奪った一方で、毎回の4安打を許し、3四球も与えた。立ち上がりに直球が「ちょっとしたズレ」でばらついたといい、「もう少し早めにストレートの修正ができたら、もっと楽に投げられたと思う。次に修正していきたい」と反省。新井監督は「自分で修正点が分かって、反省できているのなら、それを次につなげてもらいたい」と奮起に期待した。

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