ソフトバンク・リチャードに覚醒の予感 小久保監督をうならせる打球速度に確実性もアップ

[ 2025年2月22日 06:00 ]

打球速度を測る「トラックマン」の前でフリー打撃に臨んだソフトバンクのリチャード(撮影・成瀬 徹)    
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 今季こそロマン砲から脱却だ!ソフトバンクのリチャード内野手(25)が21日、きょう22日から始まる対外試合を前に豪快デモを披露した。フリー打撃の55スイングで場外弾4本を含む23本の柵越えを記録。今キャンプでドジャース・大谷に匹敵する打球速度191キロを計測した大砲候補は、5連発など確実性も増した打撃を見せた。S組スタートの柳田、山川、近藤ら主力野手が出場しない宮崎での6試合でさらにアピールする。

 小久保監督が「エグいね。メジャー級や」と思わず感嘆の声を上げた。フリー打撃で計測されたリチャードの打球速度は186キロ。実は今キャンプでは191キロもマークしており、これはドジャース・大谷の公式戦最速191・8キロに迫るすさまじい数字だ。

 もっとも、鷹のロマン砲は「それはあんまり意味がないので」と冷静だった。それ以上に進化した姿を見せたのが確実性だ。5連発、4連発と快音を響かせ、実に55スイングで4本の場外を含む23本の柵越えを記録した。「普通に打ってるだけでもスタンドに入る確率が高いので。そこは良くなってるんじゃないかと思います」と汗を拭った。

 見守った王貞治会長も「今日は確率が良かったね。試合用のバッティングができている感じだ」と笑みを浮かべる充実した内容だった。打撃練習後には「2時間打つつもりで打ったら、自然と変な力みが取れるから」とアドバイスも送った。

 昨季まで5年連続でウエスタン・リーグ本塁打王に輝くなど、大砲候補として期待をされてきた。しかし、1軍で結果を出せなかった。山川に「絶対に変わりたいので」と頭を下げてオフに“猛特訓”を受け、練習の鬼である師匠が認める成長を遂げた。

 きょう22日のオリックスとのオープン戦から対外試合がスタートする。小久保監督は柳田、山川、近藤らS組スタートだった選手の出場は、本拠地・みずほペイペイドーム初戦となる3月4日のヤクルト戦からになると明言した。宮崎で行われる“6番勝負”でまずはアピールをしていく。

 「やってきたことしか出ないと思うので。そういった意味では楽しみですね。チャンスも限られてくると思うので、そこは自覚を持って一打席一打席やってきたことを出せるように準備したいと思います」

 魅力あふれる背番号52が、今年こそロマン砲から真の大砲へと進化を遂げる。 (木下 大一)

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