中畑清氏 巨人・岡本にはヤクルト・村上と“ハンデなし”勝負に挑ませて

[ 2025年2月18日 05:35 ]

シート打撃で安打を放つ岡本(撮影・光山 貴大)
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 【キヨシスタイル!】プロ野球のキャンプは中盤から終盤に差しかかり、実戦が増えてきた。巨人は18日、DeNAと練習試合を行う。去年はリーグ優勝しながらCSファイナルSで敗れた相手に対し、どんなオーダーで臨むか。なかでも岡本にどこを守らせるかが気になっている。

 岡本は去年は全試合4番に座り続けたけど、守備位置は一塁から三塁、さらに左翼。3つのポジションを守らされた。試合に出られるんだったらどこでもいいというレベルの選手ならともかく、不動の4番バッターだよ。

 過去本塁打王3回、打点王2回の強打者が去年は打率・280、27本塁打、83打点で無冠に終わったのも、落ち着かない守備位置で神経を使ったことが少なからず関係していると思う。

 とりわけ気の毒だったのが左翼。ずっと内野を守ってきた選手が外野を守らされると、凄く寂しいんだよね。私も2軍時代に中堅、1軍に上がってからはオールスターで右翼を守らされたことがある。疎外感があって、試合に参加していないような感覚になるんだよね。

 岡本は1日のキャンプイン当日、宮崎で私に「中畑さんは僕のこと悪口しか言ってくれないんで」と話しかけてきた。「バカヤロー、スーパースターになってほしいから言ってるんだ。それだけの能力を持ってるんだから」と返したんだけど、それが本音。ジャイアンツの4番が大事な場面で凡退して涼しい顔してちゃたまらない。これからも「もっと喜怒哀楽を出せ!」と言い続けるよ。岡本の応援団長としてね。

 今オフにはポスティングシステムでメジャー挑戦の話も出ている。日本では最後になるかもしれないシーズン。ポジションを固定して打撃に専念してもらいたい。坂本が三塁に入れば、岡本は一塁。新外国人のキャベッジは外野も守れるんだよね。

 岡本にはできれば3冠王を花道にメジャーへ旅立ってほしい。ライバルは去年本塁打と打点の2冠王に輝いたヤクルト・村上。こちらは今オフのポスティングを球団が了承している。楽しみなラストイヤー対決。岡本は一塁に固定してさ。守備のハンデなしのガチンコ勝負に挑ませてあげてもらいたい。(スポニチ本紙評論家・中畑 清)

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