幕張総合の野球交流会が小学生100人超参加の大盛況 村山亮介、早坂響がロッテ入りした千葉の公立校

[ 2024年12月28日 13:43 ]

小学生のストラックアウトを見守る幕張総合・柳田監督(撮影・柳内 遼平)
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 昨夏の千葉大会は初の16強入りした幕張総合野球部は28日、千葉市内の同校グラウンドで野球交流会「BASEBALL 幕総フェスタ 2024」を開催した。地元の小学生を中心に100人超が参加し、ストラックアウトや打撃練習などを通した技術指導やOBのトレーナーを講師に招いた肘、肩検診を行った。15年赴任で18年から指揮を執る柳田大輔監督は19年から同イベントを実施。第1回は約50人の参加止まりも今年は100人超えの大盛況。「毎年ハードルが上がっている感じで、こちらも責任感が増してきています」と笑みを浮かべた。

 コロナ禍の時期を除き、毎年恒例となっている当イベントで一石二鳥を狙う。子どもたちが高校野球に触れる場を創出することに加え、普段は「インプット」の機会が多くなりがちな選手たちが指導側に回ることで「アウトプット」の立場に立つことができる。「人に伝えることがいかに難しいか理解できると思います。意外と分かっている言葉も言語化して教えることって難しい。むしろウチの選手たちの方が教えを得ているものが多いかもしれません」と柳田監督。二塁手の比留間誉主将(2年)は「小学生たちが“マクソー”っていいなと少しでも思えるとうれしい。普段、トレーナーさんから学んだ知識を子どもたちに教えることで自分たちの理解が深まる。この経験が来年の春、夏に生きてくると思います」と意義を語った。

 イベント運営の指揮を執った手塚宇宙部長は大学時代、「野球人口減少」をテーマに卒論を書いた経験があり「やっぱり野球の楽しさを知ってほしい。子どもたちに中学、高校と野球を続けてほしい。高校生と触れあい、刺激を受けることで野球継続につながればいいなという思いを持って企画しています」と熱意を語った。同校は公立校でありながら、21年育成ドラフト4位で村山亮介捕手が地元球団のロッテ入りし、昨年はドラフト4位指名で早坂響投手が同じくロッテ入り。子どもたちも「マクソー」への憧れは強く、イベントは活気にあふれた。「高校生の選手もいつもは見せないような笑顔で指導していますし、子どもたちの表情も明るい。まずは純粋にスポーツを楽しめればいいと思いますし、仲間と何かを成し遂げていくことが野球の魅力と思います」と手塚部長。高校野球激戦区の千葉で存在感を示す公立校が「一石二鳥」の試みで24年を締めくくった。(柳内 遼平)

 ○…昨年のドラフト4位でロッテ入りした右腕・早坂は1年目の今季、イースタンリーグで7試合に登板を果たし、年末には柳田監督にあいさつに訪れた。心身共にプロで磨いた教え子と再会した指揮官は「もう別人でした。体が大きくなっていましたし、何より多くの人に会ってきたので受け答えを含めて相当大人になりましたね」と成長を喜んだ。1年目から2軍戦に登板を果たし、来季は1軍昇格争いに加わりたい早坂。柳田監督は「来年ZOZOマリンで1回投げてもらって、それをウチの部員たちと見るのが夢ですね」と期待した。

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