中日・井上新監督が就任会見 「自分でいいのか」と悩むも「立浪さんと絆が深くない他の人よりは自分が」

[ 2024年10月10日 11:08 ]

<中日・井上監督就任会見>新監督に就任し、フォトセッションでポーズを決める井上監督(撮影・椎名 航)
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 中日は10日、名古屋市内で井上一樹2軍監督に来季監督就任を正式要請し、受諾された。井上新監督は受諾後に就任会見に臨み、「責任は重大。勤め上げられるのか不安もありますが、我慢と勇気と、自分の長所を出しながら、責務を全うすべく頑張ってまいります」と決意表明した。

 球団史上初の3年連続最下位に沈んだチームの再建に乗り出す。井上新監督は「ドラゴンズの歴代の監督の名前を挙げても素晴らしい人ばかり。自分でいいのかと悩む時もあった」とした上で、「決意を固めたのは、僕は立浪さんへのリスペクトを凄く持っていて、立浪さんが育てた若手、原石、財産、立浪さんと絆が深くない他の人がやるよりは、自分がと思うようになりました」と話した。

 大島宇一郎オーナーは「11年のリーグ優勝以来、ドラゴンズは低迷が続いている。立浪監督は種をまき、芽が出始めたチームに、井上新監督の明るさで水をまく。チームの課題は強くなること。メンタル面でも強いチームに育ててくれるのではと期待しております」と飛躍を願った。

 井上新監督は、89年ドラフト2位で鹿児島商から投手として入団。94年から野手登録となり、3度のリーグ優勝や07年の日本一に貢献するなど中日一筋で20年間プレー。引退翌年の10年に落合博満監督のもと1軍打撃コーチに就任し、2軍監督も歴任。阪神でもヘッドコーチなどを務めた。今季から中日2軍監督として11年ぶりに復帰していた。

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