大谷翔平が大暴れ!球団最多タイ49号で「49-51」本塁打もついに王手「MVP」コール鳴り止まず

[ 2024年9月20日 07:26 ]

ナ・リーグ   ドジャース-マーリンズ ( 2024年9月19日    マイアミ )

<マーリンズ・ドジャース>7回、50号本塁打を放った大谷翔平はベンチに向かって雄たけび(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。2試合ぶりの一発となる49号本塁打を放ち、史上初の50本塁打、50盗塁へ王手をかけた。

 7-3の6回1死二塁で迎えた第4打席、相手3番手・ソリアーノのスライダーを完璧に捉え、右中間席へ豪快な2ランを放り込んだ。本塁打を確信したように大谷がゆっくりと一塁ベースへ歩を進めると、打席に入る前から続いた「MVP」コールは一際大きくなり、球場はどよめきが止まらなかった。

 この一発は打球速度111・2マイル(約178・9キロ)、打球飛距離438フィート(約133・5メートル)、打球角度36度を計測した。

 この本塁打で2001年にショーン・グリーンが記録した球団のシーズン最多本塁打記録に並んだ。これで「49-51」とし、いよいよ前人未到の「50-50」へ王手をかけ、秒読み段階に入った。

 また、今季最多5打点の荒稼ぎで115打点とし、松井秀喜がヤンキース時代の2005年に記録した日本選手最多116打点まであと「1」に迫った。さらに自身2度目のサイクル安打に王手をかけた。三塁打が出れば達成となる。

 初回の第1打席は右翼フェンス直撃二塁打を放って出塁すると、1死一、二塁から4番・スミスへの初球でスタートを切り、三盗に成功。間一髪で捕手の送球より先に足がベースに到達し、セーフをもぎ取ると、自ら大台到達を拍手。観客もスタンディングオベーションで50盗塁を称えた。

 また、記念の三塁ベースは球場スタッフによって取り外され、ベンチ裏へ運ばれた。大谷はその後、スミスの右犠飛で先制ホームを踏んだ。

 2回2死一、二塁の第2打席も右前適時打でリードを拡大。なおも一、三塁から次打者・ベッツの打席で二盗に成功。今季51盗塁とし、イチローがマリナーズ時代の2001年に記録した日本選手最多56盗塁も視野に入った。

 3回2死一、三塁で迎えた第3打席は相手2番手・ベネジアーノの直球を捉え、左中間を破る適時二塁打で2者生還した。

 大谷は三塁を狙ったが、惜しくもタッチアウトとなり少し悔しそうな表情でベンチへ戻った。それでも3安打以上は今季10度目で、7月2日のダイヤモンドバックス戦以来、67試合ぶりとなった。

 1試合4安打は5月5日のブレーブス戦以来、今季2度目。チームは勝てば12年連続のプレーオフ進出が決まる。

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