巨人・阿部監督「全員が野球の怖さを今日、知れた」 坂本欠場の代役・泉口には「もう少し勉強して」

[ 2024年8月31日 21:27 ]

セ・リーグ   巨人2―4阪神 ( 2024年8月31日    甲子園 )

巨人・阿部監督
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 巨人は阪神に手痛い逆転負けを喫して連勝が4でストップ。広島が勝ったため、29日ぶりの首位再浮上からわずか2日で陥落した。

 初回、1死から右中間二塁打で出塁し、モンテスの中前適時打で先制。岡本和、大城卓も安打で続くと、吉川の5連打目となる二塁への適時内野安打で相手先発右腕・才木から幸先良く2点を先取した。

 だが、2回以降立ち直った才木を打線が打ちあぐね、2―0のまま迎えた6回に悪夢が待っていた。

 今季初のスライド登板で、5回まで1安打8奪三振無失点と快投を続けていた先発右腕・戸郷が2死走者なしから森下に中前打、大山に死球で一、二塁とされてから佐藤輝に痛恨の逆転3ランを被弾。さらにここから4連打されてもう1点を失い、6回途中6安打4失点で降板した。

 試合後、阿部慎之助監督(45)は「全員が野球の怖さを今日、知れたしね。凄いね、怖いなと思いながら」とし、2回以降無得点だったことに「そうだね、そこが一番だと思うしね。あれだけヒットを打っても、結果的に2点しか入らなかった」と8安打の阪神を上回る10安打を打ちながらも初回の2得点のみにとどまった打線を悔やんだ。

 初回の2得点は、プロ2年目で初の聖地・甲子園凱旋となった浅野の二塁打から5連打して挙げたもの。

 「いいつなぎをみんなしたんで…。けど、2点でしたからね。泉口の打席かな?結果的にはライトライナーだったんだけど、もう少し勝負を早く仕掛けてほしかったなと思うしね。たら、ればですけどね」と初回に2点を取ってなおも1死満塁という追加点のチャンスで5球目を打ってライナー性の浅い右飛に終わった泉口の打席を惜しんだ。

 また、泉口は3回に初球を打って左飛、6回には2球目を打って中飛に終わり、8回には代打・オコエを出されて途中交代。

 阿部監督は「(初回に)次の打席のレフトフライを打っておけば3点目が入ってましたからね…っていうね。どういう気持ちでいっていたかよく分からないけど、そういうところをもう少し勉強してもらいたいなと思います」と苦言を呈していた。

 

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