ドジャースを猛追するパドレスに新たなエリート打者が誕生 高めも低めも打てるジャクソン・メリル

[ 2024年8月22日 07:29 ]

パドレスのジャクソン・メリル(AP)
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 データサイト「ファングラフス」のエステバン・リベラ記者がパドレスの新人ジャクソン・メリル(21)の打撃術を絶賛している。

 高めに対してはバットを平らにし、低めに対してはバットを立てて、打ち砕く。すべての打者が同じようにできるわけではないが、メリルはその技術を持つ打者の一人だ。

 キャリア最初の121試合で、125のwRC+を記録。wRC+とは打席あたりの得点創出の多さを平均的な打者を100としてパーセンテージで評価するもの。過去1か月は104打席でなんと182のwRC+を記録した。打撃にパワーが加わり、野球界で最も優れた打者の一人となった。これは、ナ・リーグ西地区でドジャースを猛追するパドレスにとって良いタイミングだ。

 メジャーのエリート打者にはいろんなタイプがいる。ヤンキースのフアン・ソトは高めが得意で、アーロン・ジャッジはゾーンの真ん中の球を叩き潰すように打ち、アストロズのヨルダン・アルバレスは低めが得意だ。

 一方でメリルは高めも低めもしっかり打てる。他にはダイヤモンドバックスのケテル・マルテとブレーブスのマルセル・オズナが同じタイプだ。すばらしいのは上体の反り返りで、この動きは大谷翔平のような打者に最もよく見られるが、コンタクト直前に上半身を後ろに反らせてバットの芯がボールの後ろに入るスペースを作る。これを行うために必要な上半身や胸椎の柔軟性を持つ打者は少ない。メリルの体とバットは一体となって動き、肩の角度を使って、低めの球にバットの芯を合わせる。内角低めの変化球でも外角の速球でも問題ない。

 21歳のメリルはまだ多くの球を追いかけすぎ、左投手に対しては苦戦しているが、経験を積むにつれ、現在持っているツールにさらに磨きをかけ、より優れた打者になっていきそう。

 今季の成績は打率・289,出塁率・320、長打率・484だが、後半だけだと打率・327,出塁率・351、長打率・644なのである。

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