グラスノー「使用人」としてT・ヘルナンデスのHR競争制覇サポート「ILに入っているから何でもやるよ」

[ 2024年7月16日 13:11 ]

ドジャース・大谷(中央)はホームランダービーに出場したT・ヘルナンデス(左)を激励し笑みを見せる(AP)
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 大リーグのオールスター戦前日恒例となっているホームランダービーが15日(日本時間16日)、レンジャーズの本拠、テキサス州アーリントンのグローブライフ・フィールドで行われ、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)が初出場で初優勝を飾った。ドジャースの選手としては初めてで、優勝賞金100万ドル(約1・5億円)を手にした。

 1回戦は8選手中、4位となる19本を記録し、準決勝に進出。準決勝はフィリーズ・ボームとの延長戦を制し、決勝に駒を進めた。決勝は14本を放ち、ロイヤルズ・ウィットの13本を上回って栄光を手に。後攻のウィットが1本差にまで迫る激戦となり、スタンドのファンは総立ちで大熱狂した。

 T・ヘルナンデスを献身的にサポートしたのがドジャースのエース右腕グラスノーだ。今球宴は腰の張りを訴えて登板こそしないが、T・ヘルナンデスが休憩に入るたびにタオルなどを手にサポート。優勝が決まった際には自分のことのように喜んで準備してあったトロフィーをT・ヘルナンデスに手渡した。

 グラスノーは「最高だったよ。あそこにいれて、近くで見られてよかった。彼はすごい仕事をやってくれた。水をあげて、汗をかいた時はタオルを持っていった。私は打者ではないから彼に助言はできない。彼自身がやり遂げたこと。素晴らしい仕事だった」と称えた。

 途中から同じくサポートしていた大谷が不在となったが「ここにいてのんびりしていたよ。私が使用人の役をやったんだ。私はILに入っているから何でもやるよ」と笑顔。ドジャース勢初のホームランダービー制覇については「それは最高だ。すごいね。組織にとっても素晴らしいし、彼は難しい状況で力を発揮した。瀬戸際で多くのホームランを打った」と喜んだ。

 最初に大谷やソト、ゲレロが集まった際に何を話していたかについては「わからない。私は水やタオルを届けていたけど、他の選手たちが何を言っていたかは忘れてしまった。ブラディ(ゲレロ)は“ブルペンを狙って打て”と言っていたけど、ソトが何を言っていたかはわからない」と説明した。

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