落合博満氏 昨季Aクラス入りの広島を分析「新井監督が適材適所で起用していた」課題は4番打者

[ 2024年2月2日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が2日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。好評企画「オレ流質問箱」に寄せられた様々な質問に回答した。

 今回は「僕はカープのファンなんですが、落合さんから見て新井監督1年目だった昨季の広島はどう映りましたか?落合さんが思うカープに必要な課題や、また新井監督とのエピソードがあれば教えてもらえるとうれしいです」との質問が寄せられた。

 落合氏は「去年の広島カープの戦い方ってうのは、諦めない、粘っこい野球をやっていたっていうのがありますね。で、選手に必死さが見えてね。何が何でも俺たちは最後まで諦めないっていうようなスタイルの野球だったんだろうと思います」と印象を語った。

 新井貴浩監督については「適材適所に新井監督が選手の起用ってものをやっていたし、栗林(良吏)が状態悪い時にじゃあ誰を抑えにするのかっていうような時にでも力のあるピッチャーを抑えにしてっていうようなことがあるんでね。代走にしても、守備固めにしてもピンチヒッターにしても、選手をその場その場で使うことによって選手がそれに応えたっていうような野球展開だったと思います」と分析した。

 課題としては「やっぱり4番バッターなんだろうと思います」と指摘。「ある程度ピッチャーは整備されているとは思いますけど、4番バッターを誰にするのか。現在、日本人の選手には見当たらないんで、外国人を連れてきてそこにあてがうのかどうかっていうのが、1番新井監督の頭を悩ますところなんではないでしょうか」とした。

 新井監督との関わりについては「残念ながら新井監督とのエピソードはそんなにありません」と話すにとどめた。新井監督就任1年目の昨季は、積極的に若手を起用し、2016~2018年のリーグ3連覇の全盛期を知る主力の力と融合させて全員野球で5年ぶりのAクラスとなる2位に押し上げた。

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