「紀州の剛腕」落合秀市が四国IL・高知入り 和歌山東時代、日米13球団視察「朗希、奥川に匹敵」の剛腕

[ 2024年1月15日 15:52 ]

落合秀市投手
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 四国IL・高知は15日、特別合格選手として落合秀市投手(22)と入団合意に至ったと発表した。

 落合は和歌山東時代「紀州の剛腕」と呼ばれ、3年夏の和歌山大会で日米13球団のスカウトが大挙して視察した最速149キロの右腕。大船渡・佐々木朗希(現ロッテ)、星稜・奥川恭伸(現ヤクルト)に匹敵する逸材として大きな注目を集めた。

 19年ドラフトに向けてプロ志望届を提出も指名漏れ。「もう野球はいいです」と競技を辞め、就職する意向を示していた。しかし、素質を高く評価する周囲の説得で翻意し、一転現役続行を決めた。だが、関西独立リーグ・兵庫の入団直前、会見を「進路に迷いがある」として突如欠席し、話題となった。

 20年2月に改めて会見に臨み「就職はいつでもできるので、今のうちに野球をやっておこうと思った。お金を稼ぎたいので、確率が高いのが野球かな、と」と経緯を説明。強豪の大学、社会人やMLBからもオファーがあったというが「NPBに1年で行ける。自分に合ってると思った」と兵庫を選択した。MLBに挑戦しなかったのは「アメリカはビビったので行かなかったです」と率直な気持ちを明かしていた。

 最短1年でNPB入りを目指したが、同年のドラフトでは指名はなく退団。21年に同リーグの06ブルズへ入団も、同年7月に退団が発表されていた。

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