日本ハム・万波 初GG賞で強肩の愛称募集!「長ったらしくなくて、ビっと、シュッとした名前」

[ 2023年12月1日 06:00 ]

三井ゴールデン・グラブ賞 ( 2023年11月30日 )

三井ゴールデン・グラブ賞を受賞した万波(撮影・会津 智海)
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 守備のベストナインに贈られる「第52回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が30日、都内のホテルで行われ、記者投票で選ばれたセ、パ18選手にグラブ形のトロフィーと賞金50万円が贈呈された。初受賞となった日本ハム・万波中正外野手(23)は、自慢の強肩の愛称募集を求めた。

 名刺代わりとなる愛称募集しま~す。外野手でリーグ5位タイの5補殺を記録した万波の強肩。初受賞の高揚感に任せ「漢字が入って“必殺技感”のある」と提案をした。

 「募集にしましょう!長ったらしくなくて、ビっと、シュッとした名前。キュッと締まったやつ」と「擬音」を連発しながら公募を決めた。マリナーズなどで活躍したメジャーで10年連続ゴールドグラブ賞獲得のイチロー氏の代名詞は「レーザービーム」。万波は、漫画「ONEPIECE」の剣士ゾロの考案した三刀流の奥義「三千世界」のようなネーミングがいいと言う。

 チームも新庄監督の発案で、来季スローガンを公募することを前日に発表した。その指揮官が10度輝いた賞を初受賞。「ワンチャンあると思い、恋い焦がれていた。11回獲りたい」と目標を掲げた。

 昨年までの札幌ドームでは、地面が固くバウンドしてもボールの勢いが弱まりにくい人工芝仕様の「叩きつけて投げる」送球を意識。エスコンフィールドは柔らかい天然芝となり、バウンドさせれば送球速度が人工芝に比べ格段に弱まる。そのため「ノーバウンド」送球を解禁。持ち味が発揮され「一気にスローイングの精度が上がった」と受賞につなげた。

 ボールを浮かせず、低くて強くよりコントロールする必要があり「求められるものがもっと繊細になった。それでまた一歩成長できた」と言った。その点を加味して「刺す系のやつを」と、ナイスな命名を心待ちにしている。(神田 佑)

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