マエケンを8年前から待ち焦がれていたタイガース・ヒンチ監督

前田健太（AP）
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　【記者フリートーク】タイガースのA・J・ヒンチ監督の熱意が実った。15年オフ、前田がメジャー挑戦を決めた時、ドジャースとともに熱心に獲得に動いたのがヒンチ監督が当時指揮を執っていたアストロズだった。

　見学に本拠地ヒューストンを訪れた際、指揮官が直々に空港まで車で出迎え、施設を案内した。前田も心が動いたと振り返る。「本当に迷った。変化球の変化量やデータから、絶対に米国の球の方が僕は良くなると評価してくれていた」。前田はド軍を選んだが、対戦時は駆け寄ってあいさつする姿があった。

　指摘通り前田はメジャー球に適応し、20年にはサイ・ヤング賞の投票で2位になった。熱心な勧誘を断ってから8年、ついに同じユニホームに袖を通す。（大リーグ担当・奥田秀樹通信員）