豊川・モイセエフが2打点鮮烈全国デビュー　高校通算13発左の強打者、中日スカウト「頭一つ抜けている」

明治神宮野球大会高校の部1回戦   豊川9―8高知 （ 2023年11月16日    神宮 ）

＜高知・豊川＞9回、モイセエフが同点犠飛を放つ（撮影・篠原岳夫）
Photo By スポニチ

　豊川が高知を延長タイブーレクの末、9―8のサヨナラ勝ちで制した。

　プロ注目の強打の外野手、モイセエフ・ニキータ（2年）が1安打2打点の活躍で劇勝に導いた。

　「4点を先制されて、点を取れずに苦しい展開だった。必ず点を取ってやろうという気持ちが点につながりました」

　0―4の6回1死一、二塁で右翼線への適時二塁打を放ち、5―6の9回1死一、三塁では右犠飛を決めて延長戦に持ち込んだ。

　両親がロシア出身で、身長1メートル80、体重82キロの左投げ左打ち。高校通算13本塁打を誇る強打の外野手だ。高1では0本塁打だったものの、身体を鍛えて飛距離が伸び、プロ注目の存在にまで成長した。

　視察した中日の清水昭信スカウトは「打撃は頭一つ抜けている。順調に成長しているし、楽しみです」と高評価した。