日本生命、3大会ぶり8強!!昨秋ドラフト漏れの山田&石伊が殊勲打

[ 2023年11月16日 05:45 ]

社会人野球日本選手権第8日   日本生命5―3東京ガス ( 2023年11月15日    京セラD )

<日本生命・東京ガス>2回、日本生命・山田は先制の適時打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 2回戦3試合が行われ、ベスト8が出そろった。日本生命は2回の集中打で主導権を握り、東京ガスの反撃を振り切って5―3で勝利。JFE西日本は西部ガスとの接戦を3―1で制し、大阪ガスは日本通運を4―1で下して、それぞれ準々決勝へ駒を進めた。

 日本生命が準優勝した19年以来、3大会ぶりの8強進出を果たした。昨年の2回戦で零封負けを喫し、今年のJABA長野大会でも敗れていた東京ガスに雪辱した。

 昨秋のドラフトで指名なしの悔しさを味わった新人コンビがそろって2打点とアピールした。2回無死二、三塁から立大出身の山田健太が左前へ先制の2点打。「前の試合はつながらなかったので、今日こそはと思っていた」。さらに1死三塁から、近大工学部出身の石伊雄太は左越えへ2ランだ。「入ったという感覚はなかった。ベンチが盛り上がっていたので(本塁打とわかった)」と笑顔で振り返った。

 三重県出身の石伊は、尾鷲野球少年団で1学年上に阪神・湯浅京己、1学年下に西武から2位指名された大商大・上田大河がいた。「自分も来年、絶対(プロに)行こうという刺激になります」。互いに意識し合う山田とともに社会人野球の名門で腕を磨き、自らが目指す“未来のカタチ”をつくっていく。(石丸 泰士)

 ◇山田 健太(やまだ・けんた)2000年(平12)7月19日生まれ、愛知県出身の23歳。大阪桐蔭では2年春から4季連続で甲子園に出場し、3度の全国制覇に貢献。立大では1年春からリーグ戦に出場し、通算成績は打率・291、9本塁打、38打点。日本生命では1年目から公式戦出場。1メートル83、87キロ。右投げ右打ち。

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