パCS争い10・10最終戦決着へ ロッテ勝利なら1毛差で2位進出 天国か地獄か…△で3位、●なら4位

[ 2023年10月9日 21:21 ]

10日にスライド先発するロッテ・小島(左)と楽天・則本
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 パ・リーグの熾烈なクライマックスシリーズ(CS)進出争いは、あす10日のレギュラーシーズン最終戦に結果が持ち越されることになった。

 ソフトバンクは9日にオリックスに1―4で敗れて71勝69敗3分けの勝率・5071で全日程が終了。すでにCS進出を決めているが、最終戦で痛恨の黒星を喫してファーストS本拠地開催の2位を自力で決められなかった。

 楽天―ロッテはこの日、デーゲームで開催予定だったが、天候の回復が見込まれないため中止に。残り1枠のCS進出を懸けた3位ロッテと4位楽天の直接対決は「10・10」最終戦(楽天モバイル)で決着がつくことになった。

 ロッテは勝てば70勝68敗5分けの勝率・5072となり、ソフトバンクを1毛差上回って2位が決定。引き分けなら69勝68敗6分けの勝率・504で3位。引き分け以上で2年ぶりのCS進出が決定する。負けると同・500で4位となり、楽天の逆転を許すことになる。

 楽天は勝てば71勝70敗2分けの勝率・504となり、同5割のロッテを上回って3位で逆転でのCS進出が決定。引き分けなら同5割、敗れると同・496。2年ぶりのCS進出へは勝つしかない状況となった。

 シーズン最終戦でCS進出を決めたのは08年日本ハム、10年ロッテ、11年西武、18年巨人、19年阪神と過去5チームあるが、出場権を懸け3、4位が最終戦で直接対決するのは初めてとなる。

 先発は両チームともスライドし、楽天は則本、ロッテは小島がマウンドに上がる。則本は「特に僕自身は影響もないし、調整の部分でも変わることはない」と力強くコメント。ロッテ・吉井監督は「小島のピッチングしてくれたらと思っています。やっぱり今年の開幕投手だし、最後は小島に締めてもらおうと。だから、秘策はありません」と2年ぶりの10勝が懸かる左腕に期待した。

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