来季2軍参入有力のハヤテ223監督に元近鉄守護神の赤堀氏浮上 地元“凱旋”静岡出身&静岡高OB

[ 2023年9月26日 03:00 ]

赤堀元之氏

 日本野球機構(NPB)の2軍戦に来季から参加することが有力な「ハヤテ223(ふじさん)」の監督候補に、近鉄で抑えとして活躍した赤堀元之氏(53)が挙がっていることが25日、分かった。同新規球団は静岡市に本拠地を置く計画。静岡出身で静岡高OBの赤堀氏は適任といえる。

 現役時代は近鉄一筋で、プロ最多タイ記録となる最優秀救援投手賞(現最多セーブ)を5度獲得。92年はロングリリーフも兼ねて規定投球回に到達し、クローザーながら最優秀防御率のタイトルに輝いた。引退後はオリックスなどでコーチを歴任し、今年は関西独立リーグの淡路島で監督を務める。

 ハヤテ223は清水庵原(いはら)球場を本拠とする計画の新設チーム。29日のオーナー会議で2軍戦参入が承認される見込みとなっている。トライアウトなどで選手を集めてゼロからスタートする中、ヤクルト、中日でコーチを務めた赤堀氏の豊富な指導者経験が生きる。BC・新潟の監督に就任した15年には「ミーティングはポイントくらいで細かくは言わない。技術的、精神的な悩みについては全然、ウエルカム」と指導方針を語っていた。

 また、GMには静岡出身で元横浜監督の山下大輔氏(71)が候補として挙がっている。

 ◇赤堀 元之(あかほり・もとゆき)1970年(昭45)4月7日生まれ、静岡県出身の53歳。静岡高から88年にドラフト4位で近鉄入団。主に抑えを務め、通算380試合で58勝45敗139セーブ、防御率2.88。プロ野球最多タイ記録の最優秀救援投手賞(現在の最多セーブ)を5度獲得した。04年の現役引退後はオリックス、ヤクルト、中日などでコーチ、BC・新潟では監督、今季は関西独立リーグ・淡路島で監督を務める。右投げ右打ち。

 ≪BC・新潟も有力≫NPBと12球団は東京都内で臨時実行委員会を開いて来季からの2軍戦拡張について議論し、BC・新潟の参入も有力となった。29日のオーナー会議で承認される見通しで内定が出れば、楽天、巨人などでコーチを務めた橋上秀樹監督が継続して指揮を執ることになりそうだ。24年からの2軍戦新規参入にはBC・新潟、ハヤテ223に加え、栃木のエイジェックの3団体が申請。参入球団はNPBへの加盟ではなく2軍戦のみに参加する。

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