西武・松井稼頭央監督 来季続投!V逸決定も2年契約2年目巻き返しへ おかわり&栗山は現役続行

[ 2023年9月13日 03:00 ]

<西・ソ>4回、西川の適時打で生還した中村を迎える松井監督(撮影・白鳥 佳樹) 
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 西武・松井稼頭央監督(47)が来季も続投することが12日、分かった。昨オフに2年契約を結んでおり、来季が2年目。正式決定はシーズン全日程終了後となる。

 チームスローガン「走魂」を掲げた就任1年目の今季は走塁意識向上を促し、昨季60だった盗塁数はこの日までで70に増加。開幕からWBCで負傷した源田が不在で、主砲の山川も長くチームを離れたが、3年目の渡部を初の4番に、ドラフト1位・蛭間をクリーンアップで起用するなど育成に尽力した。昨年11月14日、後藤高志オーナーからは「長く監督をやってもらい常勝軍団へチームづくりしてもらいたい」と長期政権を期待されていた。

 また、打線の中軸で松井監督を支えてきた中村剛也内野手(40)と栗山巧外野手(40)が、来季も現役続行することも分かった。栗山は今季3年契約の最終年、中村は2年契約の最終年だが、球団は来季も戦力として評価している。

 01年ドラフト入団の2人はプロ22年目の今季も存在感を示した。中村はチームトップの16本塁打で、4月には5年ぶりの月間MVPを受賞。「目標にしている」と言う史上9人目の500本塁打へあと30本と迫る。栗山は主に代打とDHで出場し、4月には通算1000四球を達成。史上15人目の通算400二塁打へあと3本と大記録を目前としている。

 球団幹部は「現時点で決定した事実はない」としているが、今後、2人とは来季の契約について、話し合いが進められる方針。チームは4年連続のV逸が決まったが、巻き返しへ健在なベテラン2人の存在は不可欠だ。

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